FIRST LIGHT 松下誠 RAL-8506,1981年9月21日
知らなかった。(^_^;
Side A
1.First Light 松下誠 作詞
2.One Hot Love 松下晶子 作詞
3.Resort For Blues ※Inst
4.September Rain 内海鏡子 作詞
5.Lazy Night 松下誠 作詞
Side B
1.This Is All I Have For You 松下誠・松下晶子 作詞
2.I Know・・・ 松下誠 作詞
3.Love Was Really Gone 松下誠・Judy Anton 作詞
4.Sunset 松下誠 作詞
松下誠 作・編曲
松下誠 lead vocal, chorus, guitar
信田一男、山田秀俊、富樫春生 keyboard
松田真人、富倉安生 bass
宮崎まさひろ drums
木村誠 percussion
数原晋 flugelhorn
EVE、川村栄二、小栗俊雄 chorus
Joe Kato group strings
山本直親 conductor
Yuji Oyamada (synthesizer programming)
この雰囲気、大好きですね。
1曲を除いてすべてボーカル曲だし、
AOR系にも感じられるところがあるので、
カテゴリーを「ロック」に入れたけど、
ロック系のフュージョン・ミュージックだと思います。
僕にとって良かったのは、途中英語が入る日本語の歌もあるけれど、
英語の曲が2曲だけだったこと。
全部英語の曲だったらまた印象が違っていたでしょうね。
英語の曲が2曲と書いたけど、実は再発盤では3曲に増えています。
これに気がつかなかったんですよね。(^_^;
これはCDのジャケットを撮りましたが、
僕の記憶では2ndアルバムが発売されたときに
2ndのジャケットに合わせて1stのジャケットも変更されて再発されました。
セカンドは'82年4月リリースなので、
その頃僕が聞いたアルバム等をupするときに、
アドリブ誌を見れば分かるでしょう。
日本語詞から英語詞に変えられたのは「September Rain」で、
松下誠さんの作詞のようです。
再発レコードではジャケット変更だけだと思ったので、レコードは買いませんでした。
'91年5月のCD化によって初めて英語詞バージョンを聞いたわけですが、
まったく気がつかなかったんですよね。(^_^;;;;
この変更を知ったのは'04年に発行された「Light Mellow和モノ669」という本の記事からでした。
何度も書いているように、僕は歌物でも歌詞を理解して聞かないですからね。
昔はレコードと一緒に歌ったりして歌詞とメロディーを覚えていたけど、
この頃はまったくそういうことがなくて、メロディーもきちんと覚えることがありません。
それと、好きなレコードでも昔ほどには聞き込まなくなっています。
CDを買ったのが'91年だから、その頃にはほとんどこのレコードを聞いていません。
そういう理由でまったく気がつかなかったわけですけど、
レコードを売らなくて良かったと思いました。(苦笑)
以下、アドリブ誌より自作解説を覚書として。
<First Light>
7年ほど前、フレディー・ハバードの曲に同名のものがありましたが、
これは"航海に出た船が最初に見つける、目的地の燈台の光"という意味だそうで、
人生において最初にみつけた生きがいや愛といったものを現わすそうです。
僕が初めての仕事で羽田空港に立った時、こんな感じがしました。
<One Hot Love>
Doobie Brothersの<What a fool believes>という曲がありましたね。
あの曲はマイク・マクドナルドの代表的な作品でした。
とても中身のこいPopsだったように思えます。
そこで、彼のイメージを賃りて僕なりの味つけで曲を作ってみたわけです。
<Resort for Blue>
1コーラスでフェイド・アウトしてしまうインストゥルメンタルですが、
ライブ・ハウスなどで演奏しています。
シンプルなメロディーに透明感のあるサウンドをねらった曲で、
次の曲のイメージ設定という意味で使ったわけです。
<September Rain>
4~5年ほど前の9月の雨の日に作った曲です。
<Lazy Night>
Steely Danの「ガウチョ」を聞いた時はびっくりしました。
あくまでもPop感覚を残しながらまったく独自のサウンドを作り上げたのですから。
とりあえず、彼らから受けた影響を正直にそのまま曲にしてみたかったのです。
<This is all I have for you>
都会の持つ不思議な魅力を歌にしました。
僕はリズム・セクションを考える時には、
どうしてもソウル感覚からアプローチしてしまいます。
この曲にはその傾向が最もよく現われているでしょう。
シンセ・ソロは信田一男さん。
ラリー・ウィリアムスか信田一男か。
<I Know>
エレピと歌だけのつもりで作った曲ですが、
少しだけコーラスを入れるつもりが、
どういうわけか曲の後半はコーラスだらけになってしまいました。
自分では、こういう曲を歌うのが一番あっているような気がします。
歌詞に出てくる通り、夜明けに作った曲です。
<Love Was Really Gone>
この曲も2年ほど前に作った曲で、その時に作ったデモ・テープとほぼ同じ形です。
この曲と前の曲は、どうしても日本語にすると感じが出ないので英詞にしました。
暇があったら詞を読みとってみて下さい。
<Sunrise>
ストリングスやシンセ、コーラスが織り成す長いイントロからはじまるこの曲は、
今回のアルバムのメイン・テーマで、僕の故郷を歌った曲です。PR