THE PRESSURES AND THE PLEASURES 松下誠 MOON-28002.1982年4月21日
今日が誕生日ということなので。
SIDE A
THE PRESSURES AND PLEASURES
1.THE PRESSURES AND PLEASURES by Chris Mosdell
PRETENDER AND THE TRUTH
2.BUSINESS MAN(Part 1) by 松下誠
3.THE BRIDGE by Clara & Lilika
4.BUSINESS MAN(Part 2) by 松下誠
SIDE B
NIGHT VISIONS
1.THE GARDEN OF WALLS by Chris Mosdell
2.CARNIVAL by Mimi Yokosuka
THE DAWN
3.THE QUITE STORM by 松下誠
4.MORNING BLUE by Mimi Yokosuka
Music by 松下誠
松下誠 vo,cho,g,syn
Clara vo
富樫春生 OBX syn. and Program.
山田秀俊 fender rhodes,a.p,cho
信田一男 fender rhodes,a.p
富倉安生 b
宮崎全弘(宮崎まさひろ) ds
山木秀夫 ds
石井コータロー perc
Don's Family & Sing-Zang Sisters (cho)
Edward Leaman (voice)
Tadao Yamaguchi (noise of Tokyo)
4月21日に発売されたレコードで僕が買ったのはまだ数枚あるけれど、
今日(11月16日)が松下誠さんの誕生日ということなので、
このアルバムを聞いてupすることにしました。
ソロ・アルバムとしては2枚目です。
一作目のときはあまり考えずにポップなものを作り、
それが終わった後、次のアルバムのために三通りの構想を持ったけれど、
結局は今住んでいる場所、自分に最も密着した関係にある
"都会"を選んだそうです。
"Tokyo"ですね。
そういえば、後にTOKYO TOWERをイメージしたLDがリリースされているけど、
このときはまだ考えていなかったのかな。
太字で書いているようにそれぞれのパートで雰囲気が違っているみたいです。
時間に追われたためにLP全体のバランスに欠けたのが残念だったそうですけど、
僕はあまり気にしないで聞いてましたけどね。
Claraさんはコーラス・グルーブ、EVEの一人だと思いますが、
単独で参加するのは珍しいんじゃないかな。
僕としてはコーラスで歌うより一人で歌ってくれたほうが好みです。
といったところで、アドリブ誌の松下さんによる記事から少し覚書を。
・・・・・・・(前略)・・・・・・・・・・
"明と暗" "上と下" "東と西" "前と後" "善と悪" "有と無" "静と動" 時間と空間"など、
すべては相対的なものであるにもかかわらず、
あたかもそこに不変的な基準があるかのように考える。
その基準とは自分自身ではないだろうか。
そして、その両極の中心である自分自身の中にすべてを一望できる
もう一つの方向があるとしたならば・・・…。
このアイデアを作詞家であるクリス・モスデルに話したところ、
出来上がったのが「Pressures and Pleasures」だ。
レコーディングにあたって、基本的なトラックは僕と、
山木秀夫、富倉安生、石井の4人で作った。
自分の頭の中でアイデアをどのように音にしたらよいかわからなかったために、
メンバーに意図をよく説明できなかったにもかかわらず、
出来上がった音は空間とパワーをよく生かしたものになった。
みんな、ありがとう。
この曲のほかに、愛がすべてである人間と、愛だけでは生きていけない人間を描いた
<The Bridge><Business Man>、
夜の都会をさまよう孤独な人間をテーマにした<The Golden of Walls>が出来上がった。
この曲は去年、10月に見たMiles Davisのコンサートのイメージをそのまま音にした。
He broke me up!
<carnaval>は、もし都会に純粋な祭りがあったならばというアイデア、
<The Dawn>は都会の朝を音にしたらどうかという
友人のアイデアをそれぞれ音にしたものだ。
このアルバムと同時にファースト・アルバムがジャケットを変更されて発売されています。
再発レコードは買いませんでしたが、
CDのジャケットは↓にupしています。
http://musicmedia.blog.shinobi.jp/Entry/1145/
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