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# ジャスト・グルービン/アンリ菅野
2008/04/22 22:41
Just Groovin' アンリ菅野 EWS-81314,1980年4月5日

聞いたのは'81年以降だと思うけど。

Just Groovin'=
"今ごきげんなのよ"
"たった今、音盤に溝を刻んだんだよ"

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SIDE A
 1.アンリのテーマ (Your Love Has Lifted Me)
 2.Higher And Higher
 3.Antonio's Song (The Rainbow)
 4.哀しみのマンディ MANDY
 5.We're All Alone
SIDE B
 1.ALFIE
 2.世界は日の出を待っている
   The World Is Waiting For The Sunrise
 3.Groovin'
 4.Mr.Printer
 5.Closing Theme For Anli

井上鑑 編曲 except A1,B5 by 鈴木宏昌,B2 guitar arrangement by 横内章次

井上鑑:p,e.p,syn,sennheiser vocoder
増尾好秋:e.g
on A2,4
横内章次:e.g on B2
山本剛:p on B1
向井滋春:tb on A3
清水靖晃:s.sax,b.sax,t.sax on A4,B2,3
村岡建:harm on B1
土岐英史:a.sax on B4
高水健司、岡沢章:b
土方隆行:e.g
山木秀夫、市原康:ds
穴井忠臣:perc
金山功:marimba
砂原俊三:b.sax
Jake H. Conception:a.sax
斉藤清:t.sax
新井英治:tb
杉本勝行:b.tb
数原晋:tp
岸義和:tp,flh
EVE:cho
大野Ensemble:strings
Colgen New Band on A1-5,B1-5


作曲者を控えていませんでした。
レコードのレーベルに載っていたのかな?
スタンダードとかカバー曲みたいですね。

アドリブ誌にアンリさんの解説が載っていたと思うので、
取り出して覚書として書き留めたいと思います。

<ハイヤー・アンド・ハイヤー>
ある日、エスター・フィリップスが歌っているのを聴いて、
とても気に入って声を大にして、是非やりたいと言ってしまって、
歌入れの時は、もう目がつり上がってしまいました。
このLPで、2番目に苦戦した曲です。
増尾好秋さんの済んだギター、さわやかさ一杯のアドリブを聴いてください。

<アントニオの唄>
無数の蝶々が群れ飛ぶアマゾンの秘境を夢みて、
自分としては、ぐっとおさえ気味に、
そして、雰囲気たっぷりに歌ったつもりです。
・・・・・・・光のリボンが流れて行くような向井滋春さんのトロンボーンは、
アンニュイで、とても気持ちいいのです。

<グルービン>
一番きつかった曲で、初めて聴いた時、とても気に入ったのですけれども、
歌ってみたら難しいのなんのって、何十回も自分の無能を呪ったものでした。

<哀しみのマンディ>
清水靖晃さんのサックス、どこにもぶつけようのないエネルギーを感じてしまうし、
増尾さんのギターが、立ち尽くしている男の哀しみをよく伝えてくれるように思います。

<アルフィー>
山本剛さんのピアノ、いつ聞いてもいいのです。
あったかくて、やさしく伝わって来ます。
そして、村岡建さんのノスタルジックなハーモニカの音色。
灰々の空にかかった、光で編んだ虹が、
ふもとの方からほどけて流れて来るようです。

<世界は日の出を待っている>
このLPの中では、一番の出来!だと感じています。
横内章次氏のレスポール風のソロ。
アレは、何と7重に弾き、録音してあるのです。
ちょっと聴くと、エコーがかかっているように聞こえますが、
凄いテクニックですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<ウィ・アー・オール・アローン>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そしてあのハービーハンコックが使った日本で唯一の
ゼンハイザーのボコーダー。
言葉を話すと、それが和音になって、
荘厳なコーラスになって出てくるという魔法の箱の不思議なコーラスも入っています。

<ミスター・プリンター>
何と言っても爽やかな曲。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上8曲にオープニング・テーマ、クロージング・テーマが入っており、
これらはボーカルをリミックスしたものを収録してあります。
今回のアルバムで素敵なアレンジをしてくれた井上さんは
アレンジャー兼キーボード・プレイヤーとして、今最も売れっ子の人です。
ニュー・ミュージックからフュージョン&ジャズ迄、幅広いアレンジを手がけていらっしゃいますが、
私の感じる所では、フュージョンがかったサウンドが一番お得意のようで、
今回のアレンジも非常に乗っていただいたようで、本当に感謝しています。
僭越かもしれませんが、
彼は間違いなく大物のアレンジャー兼キーボード・プレイヤーになられるでしょう。


井上鑑さんを認識したのはパラシュートに参加してからだと思うので、
このアルバムがリリースされた頃だとまったく知らない人だったかもしれません。
でも、僕がレコードを聞いた頃には知っていた可能性も高いですね。
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