[小室等の音楽夜話]民放FM,1983年1月17~21日
<理美と5枚のレコード、手塚理美>
ライブ演奏じゃなければあまり聞かないんだけどね。
1月17日
○ ?
カルロス・パレデス
○ウェイク・アップ
ダニエル・サフレカ
毎日、カルロス・バレデスの演奏が流れますが、
その楽器の形はフラット・マンドリンをちょっと大きくしたような感じで、
複弦の12弦、12弦ギターのマンドリンみたいなもの。
ポルトガルの人だそうです。
2曲目にかかったのはダニエル・サフレカで、オランダの人だそうです。
1月18日
○ ?
カルロス・パレデス
○マズルカ
フランスワーズ・アルディ
この日もカルロス・バレデスの演奏がかかりましたが、
"ギターラ"と言ってました。
曲名ではなくて楽器の名前かな?
演奏と言ってもレコードからなんですけど、
これをバックにお二人のトークが続きます。
そして、この日のフランスワーズ・アルディの曲が紹介されました。
この人はフランスの人だそうです。
フランス語の歌ですね。
主にピアノをバックに歌われているけど、雰囲気としては大貫妙子さんかな。
1月19日
○ ?
カルロス・パレデス
○ ? (おしゃべり)
○パジャマSONG
手塚さとみ
この日は手塚さんが中学3年の時に発売されたレコードから。
嫌々レコーディングしたそうです。
「絶対リハーサルなし、歌の稽古しません。
私は下手くそだから下手くそなりにそのままでやります。」
という感じで開き直って。
おしゃべりにはタイトルが付いていないけど、受験の話をしています。
そして、小室さんから聞いた感想を問われ
「本当、まじめだったという気がしますねぇ。」と答えています。
これはその場で原稿を書きなさいと言われて、その場で書いて。
まじめだったんですね。
小室:やっぱりずいぶん年数が経っているから聞けるだろうけど。
手塚:そうなんです。
もうね、やっと今、皆さんに聞かしちゃおうかなっていう心境になって。
ちょっと前までは、絶対に、こう ダメ!ダメ!ダメ!っていう感じでね。
そして、「パジャマSONG」が放送されました。
これも可愛い感じの歌ですね。
中学生の何者でもないという。
手塚さんのアルバムはこちら↓です。
http://musicmedia.blog.shinobi.jp/Entry/422/
1月20日
○ ?
カルロス・パレデス
○ロマンスNo.2
カルロス・パレデス
この日は毎日かかっているカルロス・バレデスの話。
"ギターラ"というのはLPのタイトルなのか、楽器の名前なのかよく分らないと言ってました。
手塚さんの話。
ポルトガルにはレポーターの仕事で行ったんですけど、まったくどういう国か分からなくて、
どうやってレポートしたら良いのかと思ってたんです。
で、スタッフの方たちは前から行ってまして、飛行場を降りた途端にディレクターの方が
「とにかく理美、これ聞いてごらん」と言われて、このカルロスさんの曲を聞かせてくれたんです。
で、ちょうどそのときあんまりお天気が良くなくて、で、雲の流れがとても早かったんですね。
で、それを聞いた途端に、もうなんか同化しちゃったんですよね、ポルトガルに。
で、何にも喋れなくなっちゃって、車に乗った途端に涙がバーーーーッと出てきちゃってね。
こんなになっちゃったの初めてなんですけど、なんかね、すっごい感動しちゃってね。
それで帰ってからこればっかり聞いてたんですけど。
ホルトガルでは有名な人らしいです。
ここで初めて曲のタイトルが紹介されましたが、
いつも最初にかかっている曲とは違う曲です、たぶん。
そして、毎日別の曲がかかっているような気がします。
1月21日
○ ?
カルロス・パレデス
○ロマンティックじゃない
トゥーツ・シールマンス
小室:最終日に持ってきてくれたレコードはトゥーツ・シールマンスという。
これはなんで?
手塚:これはですね。私が全然知らなかったんです、このおじさんのこと。
でもね、そうじゃなくて顔だけは知ってたんです。お酒のCMに出てたんです。
小室:(笑) はいはい、出てきました。
手塚:それでね、こんなおじさん、私こういうおじさん欲しいな。
欲しいなって、おじさんだったら良いな、というように見てて、
きっとこの人はどっかの俳優さんだろうなと思ってたんです。
で、なんか映画ないかなぁと思って一生懸命探しててね、
で、もしかしたら映画音楽とかそういうの表紙に、
表紙ってジャケットになっているんじゃないかと思って
一生懸命レコード屋さんで探してたら、
なんと、ハーモニカのおじさんだったんですね、これが。
小室:おかしいね、でも。その理美ちゃんのレコード屋さんに行き方が。
ヒット曲とかそういうの求めて行くんじゃなくて、
ほとんどレコード屋さんの片隅で押しやられているようなところに直行するという。
千塚:そうなんです。なんか面白いのないかなぁと思って。
で、見つけちゃったんですよね。
トゥーツ・シールマンス以外は知らない人ばかりで、
名前もちゃんと聞き取れているかどうか分りませんけどね。
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