[グッド・ヴァイブレーション~渡辺香津美のドガタナ・ワールド]
<シャカタクを迎えて>民放FM1983年3月5日
来日中、ホテルでのインタビュー。
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シャカタク
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○
○インヴィテーション
シャカタク
通訳を介してのインタビューでした。
シャカタクが話しているところも放送されていますが、英語なので通訳だけを。
渡辺:シャカタクの名前の由来を聞いて。
通訳:なんか日本語的な音なんでしょうか?ってコメントですが、
私たちはバンドを作ることなんて考えずにビルさんが書いてきた音楽を皆でセッションでやってまして、その当時、イギリスでは自分のレコードを自分でプレスしてD.J.なんかに持って行くっていうのが流行っていた時期だったものですから、私たちもそれをやろうということになったわけです。そこで、私たちを助けてくれたD.J.なんかに音楽を出してくれることを助けてくれたところの場所がレイディオ・シャックって言うところだったんです。で、シャックと言うのを女の人がこねくり回しているうちにシャカタクになっちゃったんです。ということです。
渡辺:じゃぁ、グループを結成してから何年くらいになるかということを。
シャ:・・・・Two half years.
渡辺:そのグループを作る前っていうのはメンバーのそれぞれの人はどういう活動をしていたか。
通訳:個人個人いろんな違うグループに入っていて、ジャズのバンドやなんかで別の活動をしてました。
渡辺:ロニー・スコット・クラブなんかで、・・・
通訳:演奏したことはないけど、聞きには行ったことがあります。
渡辺:フリークだったんだ。
渡辺:今やっている歌が、その音楽のね、コンセプトみたいなのはいつ頃から考えていたのか。
通訳:最近はこのタイプの音楽がずっと好きで、いつもそういう似たようなものを聞いてたんですけれども、で、私たちは6年間くらい今やっているタイプの音楽をずーっとやってまして、ただ、売れてきたのは最近2年間くらい、ということです。
渡辺:彼らの音楽聞いててね、いわゆるまたアメリカの音楽とはちょっと違うタイプのね、感じを感じるのね。だから、ロサンゼルスのああいう感じでもないし、ニューヨークでもない。もちろん、イギリスの人だからそうなんだけど、ようするにアメリカ音楽ってのはどういう風に彼らは感じてるのかなぁ。
通訳:アメリカの音楽家は非常に好きで、尊敬もしてますし、いろんなことをたくさん彼らから学んだんです。特にハービー・ハンコックとかウェザー・リポートとか、ちょっとあと2,3、聞き逃しちゃったんですけど、で、確かにアメリカのミュージシャンは好きです。でも、仰ったように私たちはブリティッシュのバンドで、やはりブリティッシュ系の音楽をやっていると思います。いわゆるそれはブリティッシュ・ファンクと言われるそのムーヴメントに私たちも入っているわけでして、これはやはりアメリカの音楽とはどっか違うところがあるわけです。
渡辺:皆さんのね、音楽的なアイドルみたいなの、フェイバリット・レコードみたいなのがあったら聞きたいんですけど。
通訳:なにしろ挙げたら500人もいくらもいるんでキリがないんですが、なにしろセッションをして上手な人は一応全部好きですってことで、一応出た名前ではアース・ウィンド・ファイアー、アル・ジャロウ、ウェザー・リポート、ハービー・ハンコック、チック・コリア、スティーリー・ダン、他にもちょこちょこっと出てましたが、そんなところだそうです。でも、考えてみたら全部アメリカ人ですね。
※ドン・グルーシンの名前も言ってました。
渡辺:じゃあ、ギタリストがいるんで、聞きたいんですけど。
So what this think about Eric Clapton? ←うまく聞き取れているかどうか分かりませんが。
通訳:特別好きじゃないです、ってことで。
彼のやったことは尊敬しますし、ギタリストとして重要な仕事をした人だと思いますが、
特別私の好きなタイプじゃないです。
渡辺:向こうの寺内タケシみたいな人。
以上が前半のインタビューでした。
その後、ブリティッシュ・ファンク系の音楽を紹介した後、
後半でもう一度インタビューが放送されますが、それは省略します。
毎回ゲストに聞いている'80年代について、などですね。
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