[グッド・ヴァイブレーション~渡辺香津美のドガタナ・ワールド]
<宇崎竜童を迎えて>民放FM,1983年5月28日
宇崎さんがゲスト?
○ジゴロ・ライセンス
○ウィズ・ユー
宇崎竜童
○ ?
ポーツマス・シンフォニア・オーケストラ
○スーダラ節
植木等
○クラウディ・デイ
J.J.ケール(g)
○オールド
ケビン・ローランド&デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ
○セシリア・グッバイ
○イン・アンド・アウト
宇崎竜童
今までのゲストから考えると、
宇崎竜童さんがゲスト出演するとは思っていませんでした。
香津美さんと宇崎さんはこれで2度目。
前回会ったのは2ヶ月前だとか。
宇崎さんのデビューが27歳の時なので、
若くしてデビューした人を尊敬するそうです。
サングラスの話やら、マイコンの話で盛り上がってました。
ただし、宇崎さんはマイコンのことは何も分からないみたいでしたが。
宇崎さんの最新アルバム「イン・アンド・アウト」から2曲かかった後、
なんと久し振りにポーツマス・シンフォニア・オーケストラの曲が流れました。
宇崎さんがブラスバンドをやっていたことを知っていて
これを流したのではないかと思うけど、
宇崎さんは「この程度でした。」と話していました。
「このチューニングったらやるせないですね。」とも。
植木等さんの「スーダラ節」がかかったのはその世代だからでしょうね。
香津美さんはまだ小学生だったけど、
ゴジラなどの怪獣映画と併映されたのを見たそうです。
それで、同じように加山雄三さんの話も出てきましたね。
このあと、宇崎さんが持ってきたレコードから2曲、
もちろんトークのパックに流れています。
そして、宇崎さんの「イン・アンド・アウト」の曲を挟みながら、
作曲についての話やツアーの話などをしてました。
'80年代について話していたことで印象に残ったこと。
「今までフォークはフォーク、ロックはロック、
ニュー・ミュージックはニュー・ミュージックで、
ジャズはジャズで、歌謡曲は歌謡曲、
すごく分かれていたのが相当なんかもう、こう、なんか凝縮されてきたでしょう?」
・・・・・・・・・・・
「・・・っぽい、でしか表せない音楽状況になってないですか?」
そうなんですよね。
フュージョンを聞きはじめた頃から
だんだんジャンル分けが難しくなってきたなぁ、
と僕も思ってました。
僕は「・・・ぽい」じゃなくて、たとえばフュージョン系とか、
「・・・系」と言うようになりましたね。
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