こんばんは。井上大輔です。えー、今年もあと残り僅かになってしま
いましたけども、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて、今週はですね、僕が今年書いた曲の中からベスト曲を何曲か
ピック・アップしまして、作曲家・井上大輔と歌手・井上大輔の魅力を
デジタル・ライブでたっぷりとお送りします。
今年もいろんなアーティストにずいぶんたくさんのタイプの曲を書
きました。そしてその曲が手元から飛び立ってみんな一人歩きしてい
るわけです。
そこでですね、チャレンジ精神旺盛な僕といたしましては、自分の
作った曲を英訳した詞をつけて歌ってみたいと思います。皆さんが聞
き慣れている曲がまた一味違った魅力でお聞きになれるんではないか
と思います。また、歌手のみなさんからのメッセージもたくさん届い
ておりますのでお楽しみ下さい。
一足早い井上大輔の1983年総まとめ、井上大輔ベスト・ヒット'83、
デジタル放送の55分間、最後までお楽しみ下さい。
「音楽ってなんだ!」井上大輔ベスト・ヒット'83、沢田研二のエキゾ
ティックスをバックにまずはこの曲。沢田研二とどっちが上手いか、
行ってみよう。<決めてやる今夜>by 井上大輔
○決めてやる今夜/井上大輔
※沢田研二とのトーク
沢田研二君でした。というわけでございまして、沢田研二あたりにな
りますとね、かなりの余裕でございまして、僕なんかも楽に曲が書け
ると。僕の好きな曲を書いて渡してしまえば、あとは彼なりに処理を
してくれると、すごいやりやすいということなんですけどね。
ところがですね、デビューして1~2年の新人タレント、いわゆる
アイドルになりますと、これはかなり苦労することがございます。
井上大輔の曲作りのポリシーと言いましょうかね、特に今年1983年
という年は、日本の流行歌の質を上げる、洋楽と聞き比べても聞き劣
りのしない邦楽を作ると、これをテーマに1年間活動してきたつもり
です。
それでですね、そのポリシーをより明確にするために、今回は湯川
れい子さんにお願いしまして、この番組のために英訳をしてもらいま
した。
皆さんが聞き慣れている曲をまた一味違った形で聞いていただける
んではないかと思います。
えー、それではさっそく英訳で、英語で歌います。ラッツ&スター
の大ヒットでお馴染みの<(め)組の人>。
○(め)組の人/井上大輔
※石川秀美のコメント。
○スターダスト・メモリー/井上大輔
「音楽ってなんだ!」。今夜は僕が今年書きました曲の中からベスト曲
を何曲かピック・アップして井上大輔ベスト・ヒット'83と題して、デジ
タル・ライブをお送りしております。
※岸正之のコメント
お褒めの言葉を岸君から頂きましたけども、サックス・プレイヤーと
しても上手いんじゃなくて、僕はサックスのほうが上手いんじゃない
かと実は思っておりますが、えーとですね、あのー、<フロム・A・
トゥ・ヘブン>という曲も含めましてですね、ものすごい数の映像音楽
と言いますか、CM、それからTVドラマの主題曲というのを今年は書
いております。
もともと、映像作家になろうと思った時期がありまして、映像音楽
というのは非常に興味を持っているわけですけども、それでは映像音
楽の部門の曲を2曲ばかりお送りしたいと思います。
まず、岸正之君とですね、それから僕と、ワン・コーラス目をまず岸
君、それからツー・コーラス目を僕が歌ってみようと思います。
<フロム・A・トゥ・ヘブン>。
そしてその次にですね、今度は小泉今日子さんなんですけども、
えー、小泉今日子さんが「あんみつ姫」というドラマに出ておりまして、
それのテーマ音楽って言うのを頼まれまして、ね、そのテーマ曲を書き
ましたんで、これはまだレコードが発売になっていないのですが、今回
は特別にそれをお送りしてみたいと思います。
この曲は小泉今日子さんが歌います。<クライマックスご一緒に>。
○フロム・A・トゥ・ヘブン/岸正之、井上大輔
※小泉今日子のコメント。
○クライマックスご一緒に/小泉今日子
「音楽ってなんだ!」。えー、今夜は井上大輔ベスト・ヒット'83と題
して、僕が今年書いた曲の中からベスト曲を何曲かピック・アップして、
お送りしております。
さて、これからのパートは今年のヒット曲をたっぷりお楽しみ下さい。
まずはBOROが歌います。<ネグレスコ・ホテル>。
○ネグレスコ・ホテル/BORO
※BOROのコメント。
えー、という風にBOROは話してくれましたけども、えー、何て言
いますか、貴重な出会いと言いますかね。今までいろんな出会いとい
うのがありましたけども、BOROと出会ったということも僕にとっ
てはものすごい大変なことでございまして、そのあと結構友達づきあ
いとかいろいろしていますし、それから、たとえば、葛城ユキさんの
アルバムに彼に詞を書いてもらうとか、そういうチャンスも生まれま
したし、まぁ、この仕事していて一番楽しい、えー、一番楽しいこ
とってやっぱり良い出会いができたと、まぁこんなことだと僕は思っ
てますけど。
※シブガキ隊のコメント。
(笑)えーっと、まぁ、シブガキには負けますね。えー、はっきり言っ
て。ともかく二廻りぐらい違うわけですよね。だからもうシブガキの
曲を書くときにはめちゃくちゃテンポ早くとかね。ともかく、やつら
のパワーに負けないように頑張ってみたいと思います。<挑発∞>。
○挑発∞/井上大輔
<挑発∞>、あえてセリフなしでお送りしました。
※葛城ユキのコメント
えー、葛城ユキさんのコメントでした。
今夜のスタジオ・ライブ、最後の曲<ボヘミアン>
○ボヘミアン/井上大輔
井上大輔の「音楽ってなんだ!」。今週は井上大輔のベスト・ヒット
'83と題して、僕が今年書いた曲の中からベスト曲をデジタル・ライブ
で8曲お送りしました。
※番組の案内
お相手は井上大輔。今夜の構成ははたせいじゅん。それではまた来週。
○印の2曲はレコードからかかりました。これらも井上さんに歌って
ほしかったと思ったけど、それが番組構成だから仕方ないんでしょう。
今では日本の曲を外国人アーティストに英語で歌わせるという企画も
珍しくもないけど、この年での井上さんの試みは新鮮なものがありま
した。
僕はもともと英語など外国語で歌うものは敬遠するところがあるんで
すけど、日本語のオリジナルを知っている曲を外国語で聞くことには
ほとんど抵抗がありません。というか、一度くらい聞いてみるのは面
白いと思うのです。
実際に聞いてみて、オリジナルのアーティストにもよるけど、井上
さんの英語の歌の方が良いと思ったりね。
PR