[サウンド・マーケット]民放FM,1984年1月25日
<ジャパニーズ・フュージョンは今!・3~松岡直也グループ・ラスト・ライヴ>
えっ!ラスト?。
○Monologue
○Evening Calm
○The Magician
○午後の水平線
○Sunspot Dance
松岡直也グループ:松岡直也 p、津垣博通 key、多田牧男 ds
是方博邦 g、ウィリー長崎 tim、田中倫明 conga
高橋ゲタ夫 b
'83.12.23.東京、六本木ピットインにて
西田珠美:ラテン・ピアノの道一筋に30年余り。松岡直也さんは日本のラテン・ミュージックの第一人者。そして、ラテン・フュージョンの父と呼んで良い存在です。特に'70年代中頃からスタートし、ジャズ・ロック界のオール・スター・メンバーを揃えて活動しているグループ、ウィシングは有名ですね。この松岡直也とウィシング。昨年の12月11日には東京・NHKホールで1年振りのコンサートを行い、非常に多くのファンを集めてたっぷりと盛り上がりました。一方、昨年の2月から活動を始めた松岡直也グループ。こちらはホーン・セクションを中心とするウィシングとは違って、リズム・セクションだけのスモール・グループ。その分、松岡さんのプレイがよりふんだんに楽しめるというバンドです。このグループで昨年春にはニューヨーク・フィルと共演。また7月にはスイスのモントゥルー・ジャズ・フェスティバルに出演し、そのライブ・アルバムを先頃発売になりました。1年間充実した活動を続けてきましたが、12月一杯で一旦解散。これからお送りする12月23日、六本木ピット・インでのステージが東京でのラスト・ライブとなりました。
このタイトルで初めて知ったのか、それ以前に情報が入っていたかどうか覚えていないけど、「まだ1年くらいなのにもう解散?」と思ったのは間違いないです。
西田さんが言ってるように、このメンバーでの活動は僅か1年間だったけど、僕が初めて松岡さんのライブを見たニューヨーク・フィルとの共演や、モントゥルーのライブなどもFMで聞くことができたし、本当に充実した1年間だったと思います。
この演奏に熱気があって、これで終わってしまうのが残念に思いました。
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