[渡辺貞夫マイ・ディア・ライフ]民放FM,1984年2月25日
<カリオカ・スタジオ・ライヴ>
同じく留守中に。
小林克也:小林克也です。ニューヨークにレコーディング滞在中の渡辺さんの留守を守る今夜はですね、カリオカの演奏をお楽しみいただきます。えー、カリオカもこの番組にはたびたび出演しましたので皆さんお馴染みだと思います。特にギターの正美さん、佐藤正美さん、それからドラムスのアントニオ石田さんはカリオカのバンド以外でも「なんかサンバでもやろうか?」というときは必ずスタジオに招かれた強力メンバーであります。えー、カリオカはサンバを中心にしたユニークなオリジナルを演奏してライブハウスで人気がありますが、去年発表したアルバム「DUSK」はとても好評でした。えー、今日演奏する曲はほとんどですが、次のアルバムに予定されている新しい曲が中心になります。
さて、では演奏を聞いてまいります。ギターの佐藤正美さんのオリジナルで<タルゴ>、えー、そして<子供の頃>、えー、続いてキーボードの乾裕樹さんのオリジナルで<ワン・カインド・オブ・サンバ>を演奏します。えー、さてこれはスペインの有名な特急列車の名前だそうです。日本で言うと、ひかりとかこだまに当たるんじゃないでしょうかね。
<タルゴ>。
○Talgo
○子供の頃
○ONE KIND OF SAMBA
○野生の馬
佐藤正美さんのオリジナルで<野生の馬>でした。えー、佐藤さんなんですけども、年に一度クラシックのリサイタルを開いておりますが、えー、今年は5月19日、武蔵野公会堂でリサイタルがあります。バーデン・パウエルの曲もやろうかと思ってると言っておりました。
えー、さて、続いての曲はブラジルのドリバル・フレイラが作曲した<カリニョーゾ>、そして佐藤正美さんのオリジナルを2曲、<落葉樹>と
<帆船>です。
では、<カリニョーゾ>から。
○CARINHOSO
○落葉樹
○帆船
えー、今日はカリオカの演奏をお楽しみいただいております。えー、ところでカリオカのライブハウスの出演なんですが、3月24日、下北沢のロフトでやりますね。えー、今夜とほぼ同じナンバーの曲が演奏されると思いますけども、ファンの方、どうぞ。
続いての曲です。佐藤正美さんの<ピッツ>、乾裕樹さんの<ロンド>、そしてブラジルのシンギーニャの曲<シュバ>。これは雨という意味です。
では<ピッツ>からどうぞ。
○ピッツ
○ロンド
○Chuva
渡辺貞夫マイ・ディア・ライフ。
今夜はマイ・ディア・ライフのスタジオで録音したカリオカの演奏を聞いてまいりました。お送りした曲は・・・省略・・・・でした。
カリオカ:
佐藤正美 g、乾裕樹 key、植竹哲朗 b、アントニオ石田 ds
新しいアルバムからのナンバーが中心と言ってますね。
この('84)9月に「Pale Moon」というアルバムがリリースされていますが、簡単に調べると<Talgo>と<Chuva>くらいしか分からなかったんですけど、他のタイトルで収録されているのでしょうか?
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