[ライブ・コンサート]<子供バンドをゲストに迎えて>民放FM,1984年4月7日
名前を知っていたんでしょうね。
井上:ご機嫌いかがでしょうか?今日からFM大阪では、えー、ね、生放送を初めて一緒に放送できるということで、私も大変喜んでいます。えー、大阪でお聞きの皆さん、これからもよろしくお願いしたいと思います。 (拍手)←スタッフ?
おー、すごい。
えー、さて今日はですね、ニューヨークでLP のレコーディングを終えて帰国したばかりの子供バンドの皆さんをスタジオにお招きしておりますが。(拍手)
氏木:こんにちは。
井上:こんにちは、どうも。子供バンドの皆さんです。いつお帰りですか?ニューヨークから。
氏木:えーと、2日か3日かの日だったと思います。
井上:そんな最近?
氏木:帰ったばっかり。
井上:帰ったばっかり。で、それ以来初めてですか?演奏は。
氏木:初めて。
井上:ねぇ。
氏木:もうだからね、レコーディングで丸々1か月くらい行ってましたから、
井上:えぇ。
氏木:その前もスタジオに入っててデモ・テープ作ってたりなんかしてたんで、本当にこう、ちゃんとこう人前で
井上:人前で?
氏木:あんまり見えないんですけど、電波の向こう、人前でやるのは本当に2か月
井上:ぶりくらい?
氏木:ぶりくらい。だと思います。
井上:それではまぁあのー、ニューヨークのことは後でゆっくりいろいろ聞かせてもらうことにしまして、でも、音を出すのがお好きですねぇ皆さん。
氏木:そうですか。
井上:ねぇ。
氏木:嫌になってたりなんかして。
井上:いや、もちろん2か月振りだってこともあるかもしれないけど、リハーサルを終えた後、もうー、楽器離さないっていうくらい、そのー、たとえばハード・ロック、というね、一つの、ハード・ロックって言って良いんだよね?
氏木:良いと思います。
井上:ね。それをたとえばあなた方も10年になるでしょう?
スタートして、実は。
氏木:でも、デビューっていうのは'80年の秋ですから、それから数えると丸4年
井上:いや、でもそうだけど、まぁその前からずーっとやってこられたわけでしょう?
氏木:実は。
井上:実は。
氏木:はい。
井上:そういった中でねぇ、こう一筋にというか、ああいうパワーに、普通10年こうハード・ロックやると飽きたりするっていう
氏木:(苦笑)
井上:(笑)いや、普通ってね、普通って言い方はあれだけど、あのー、こういう風な情熱を持ってなおかつそのー、熱くなっていくっていうのは、ちょっと僕、凄いなぁって思ってるんだけど。その辺の秘密は何なんですか?
氏木:考えたら2か月ぶりじゃなかったです。ニューヨークでライブやりました。
井上:ライブやってきたの?
氏木:やっ、やってきました。CBCBってとこで。
井上:あっ、そう。
氏木:それがありましたけど、でも、自分たちの楽器を、アンプとか、太鼓のゆうなんか特に自分のセットを使うのは本当に久しぶりなんで、やっぱ
(間)
井上:なんだ。言えない。←聞き取れていません
氏木:でも、自分なんかも自分のこうアンプとか使うのが久しぶりだからすごくうれしいって言うか、
井上:嬉しいね。
氏木:やっぱり手塩にかけた
井上:本当にでも楽器を触るの楽しそうだね、皆さん。
氏木:はい。
井上:そういう意味では本当にあのー子供みたいね。そういう意味では。初めて楽器を触る、そのー、ギター・キッズっていうか。
氏木:そうか。 はい。
井上:えっ?
氏木:はい。
井上:で、まぁその話が出たんですけども、非常に初歩的な質問なんですけど、
氏木:えぇ。
井上:子供バンドってどうして付けたんですか?
氏木:えーとですね、付けた時っていうのがだから、あのさっき10年って堯之さんも仰ったんですけども、10年てのは要するに僕高校生、の時なんです。
井上:あぁ、そうか。
氏木:その高校生の時にスタートしたアマチュア・バンドが
井上:はい。
氏木:もう子供バンドって名前付けてたんですよね。
井上:あぁ。
氏木:普通なら大概そういう時って、なんとかかんとかとは違う名前で、
井上:うん、まあね。
氏木:なんか経て、あのー、プロとしてデビューしましたってことになんだけど。僕の場合は、まぁみんなとはなんかその後でメンバー・チェンジして知り合ったんですけど、僕はその高校の時もアマチュア・バンドで子供バンドと付けて、
井上:うん。
氏木:付けた時っていうのはそんなにねぇ、そんなに、そんなに自分でもはっきり分かってなかったんだけど、年取ってきてみると、なんかやっぱりあのー、なんかつまんない、つまんない大人にはなりたくない
井上:あー。
氏木:んだって、思ってたみたいですね。
井上:なるほど、今振り返ってみると、という点でね。
氏木:だからそう思うとなんか、あのー、子供バンドなんて当時付けるとその頃レッド・ツェッペリンとか、・・・(←バンド名、聞き取れず)
井上:いきなりかっこいい名前ね。
氏木:かっこいい名前が多いでしょ?
井上:耳当たりの良いっていうか。
氏木:それをねぇ、なんかこう、うん、なんかわざわざなんかね“子供”なんて。子供がやってると思う人いますからね。
井上:そうですね。
氏木:そんな名前付けちゃったかと思うとやっぱりそういうところにすごく拘りがあったみたいですね。
井上:あのー、皆さんに僕が会ったのは3年くらい前でしょう?あのー、あるテレビ局の。
氏木:はい。
井上:あのときにも子供バンドっていう名前を見てびっくりしてパッと入ったら全然子供じゃなかって
氏木:怒ったりする人もいますからね。
井上:(笑)
氏木:おやじじゃねぇか。
井上:それ以来ね、今日、あのパワフルな演奏が聞けるんで、僕も楽しみにしてるんですけども、
氏木:はい。
井上:あのー、ライブっていうのに非常に重点を置いておやりになってるんで、その辺ちょっとなんかどうですか?こう。
氏木:やっぱりあのースタートして、特にそのーさっきも言ったみたいなアマチュア・バンドからスタートしたんで、
井上:うん。
氏木:最初はそんなに誰も別に見たいとか、あのー、お前上手いからやれ!とか、言われなかったんですよ。
井上:はー。
氏木:だからなんとか自分たちがこんなにもうガッツ燃えてんのに、自分たちがやりたいのに、なんとか人にせっ、こう納得してもらう方法はないか、った場合にやっぱりライブを見てもらうしかなかったんです。
井上:何を説得したい?
ちょっといきなりヘビーだけど。
氏木:やっぱり、あのー、自分たちが、なんかこう、やっぱり信じて、こう、やってる音楽だから、
井上:うん。
氏木:絶対こう信じてぶつかっていくと、そのときにその見てくれた人もね、なんか本気になって聞いてくれたら絶対、なんか見えると思うんですよ。
井上:ま、そういうひた向きさももの凄く感じるよね
氏木:はい。
井上:で、やっぱり音楽と同時に一つ姿勢的なこともそうやって表現したいっていうようなことをとても感じるわけですけど、
氏木:はい。
井上:やっぱり、あのー、子供バンドって一つ、時代が作ったってことも言えるかもしれないですね。
氏木:はい。
井上:ね。あのー、こー、テレビの世界だとか、ああいうところでも、含めて。
氏木:はい。
井上:ね。
氏木:あんまり出ないですけども。
井上:いやいや、あのー、3年くらい前会った頃はレギュラーやってたりしてたでしょう?
氏木:はい。
井上:ね、だから、そういった意味も含めて。
えー、それではですね、
氏木:はい。
井上:早速あのー。ね。
氏木:はい。
井上:ニューヨーク帰国後初のライブを。
氏木:いやー、人前でやんの初めてなんですよ、曲。
井上:うん。
氏木:作ったばっかりの曲で。
井上:あっ、新しい曲から。一つそれでは。えー、よろしくお願いします。
氏木:はい。えーとそれじゃあ、出来立てのほやほやの曲で新しい曲です。
<TAKE ME TO YOUR PARTY>
○TAKE ME TO YOUR PARTY
○ROCK & ROLL WILL NEVER DIE !!
○サマータイム・ブルース
○さよならBOY
○HELLO
○JUKE BOX ROCK'N'ROLLER
○ALL NIGHT LONG
子供ばんど:うじきつよし g,vo、たにひらこういち g
やまとゆう ds、かつせいじ b
僕の場合、普通のロック・バンド、というか、演奏を聞かせるというのではなく、歌が中心のロック・バンドは聞かない傾向にあるんですけど、バンド名に惹かれたのかなぁ?それとも、この頃話題になっていたから?子供バンドの曲は知らないし、何かヒット曲ってありました?
ともかく、ちょっと聞いてみようと思って、録音に使ったテープもスタンダードでした。
井上さんの話によると、子供バンドはハード・ロック・バンドなんですね。
バンドのメンバー名は漢字が分からない人もいるけど、子供バンドというバンド名だからか知らないけど、ひらがな表記でした。
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