[ゴールデン・ライブ・ステージ]民放FM,1984年7月8日
<飯島真理ファースト・コンサート>
追加公演。
○ガラスのこびん
○会えない時も
○バースデイ
○マーシー・ディアフィール
○ミスター・グルーヴィー
○マイ・ベスト・フレンド
○メロディ
○天使の絵の具
○シークレット・タイム
飯島真理
'84年4月19日、東京、渋谷公会堂にて
司会の青木誠さんの話によると、飯島さんは3月22日から全国10ヶ所、初めてのコンサート・ツアーをしたそうです。そして、この日のコンサートは追加公演になります。
青木:飯島さんは現在音楽大学在学中ですね。それからラジオのDJなんかもやっている人です。昨年の9月21日にデビュー・アルバム「ロゼ」を発表いたしましたけど、これは全曲作詞・作曲、飯島真理、そして、坂本龍一さんがプロデュース。それから参加ミュージシャンが坂本さんのキーボードはもちろんですけれども、林立夫、山木秀夫・ドラムス、後藤次利・ベース、大村憲司・ギター、すごい人たちが参加したわけですねぇ。たちどころに人気沸騰という訳です。本当にね、この日のコンサートも“いっぱい”っていうのはいつもいつも僕が言うことなんですけどね、入りきらなかった人がいたんですってねぇ。すごい人気ですけど。
えー、今年の3月21日には早々とセカンド・アルバム「ブランシュ」を発表いたしましたが、こちらは吉田美奈子さんのプロデュース。やはり作詞・作曲全部飯島真理さんという訳でございました。
青木:えー、それでは飯島真理さんを紹介いたしましょう。さっきもちょっと申しあげましたけれども、彼女は国立音楽大学在学中ですね。それからTVアニメの声優さんなんかもやってるし、ラジオのDJ、これをねぇ、皆さん聞いてらっしゃるんじゃないかと思いますけどね。飯島さんは高校時代からマルチ・トラックのテープ・レコーダーとシンセサイザーとエコー・マシーンを家に持ち込みましてね、作曲をしたり、それからデモ・テープを作って、これをね、いろんなレコード会社に持ち込んだりなんかしてたんですって。まぁそれが結局昨年のデビュー・アルバムになるわけですけど、今年に入ってからは2作目は出るわ、コンサート・ツアーはあるわっていうわけでね、才能が一挙に世に認められました。
えー、最初のアルバムをプロデュースいたしました坂本龍一さんがね、あるところに書いてるんですけど、飯島さんはニュー・ミュージックの第2世代だって言うんですね。歌謡曲に油を搾りとられたニュー・ミュージックじゃなくって、まだ売れなかった頃の荒井由実、南佳孝、吉田美奈子、大貫妙子、山下達郎たちのあのニュー・ミュージックだって言うんですけどね。なんか、言えてますね。えー、僕も聞いておりましてとても新鮮な感じがいたしました。えー、彼女は今年の夏、7月25日から9月26日まで、全国22ヶ所のコンサート・ツアーを行います。「マジカル・マリン・ツアー'84サマー」ですね。応援したいと思います。
坂本さんが「ニュー・ミュージックの第2世代」と書いている文章は、読んでいたとしても覚えがありませんが、歓声なんか聞いてると、アイドルですね。ルックスや声からもアイドルという気がしていましたけど。
まとめての曲紹介があったけど、ミュージシャンの紹介はありませんでした。
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