カシオペアがモントゥルー・ジャズ・フェスティバルに出演したのは当然知っていたと思いますが、現地取材第一弾としてカラー4ページに渡って紹介されていました。それが一番興味のある記事だったと思います。そして、第4回アドリブ誌読者人気投票の結果が発表されていました。
このときは日本と外国と分けられていませんでしたが、カシオペアはグループで1位、キーボードの向谷実さんが3位、野呂一生さんはエレキ・ギターと作・編曲者で1位、ベースの桜井哲夫さんが2位、ドラムの神保彰さんは2位でした。野呂さんはアコースティック・ギターでも5位となってましたが、僕は彼のアコギの印象は0です。
ちなみに、スクェアはグループで3位。メンバーでは伊東たけしさんがルックスとその他の楽器それぞれ2位、サックス4位と一人健闘している感じです。他の人も名前が載ってはいるんですけどね。
さて、僕の好きな松岡直也さんはというと、キーボードで5位、作・編曲者としても5位になっています。
結果を見るけど、僕は投票していないんですよね。(苦笑)
それでは、いつものように新譜レコード紹介でカラー・ページの僕が聞いていないアルバムを取り上げてみます。
●ビクトリー/ジャクソンズ
誰が誰やらでよく分かりません。興味なかったですから。
ミック・ジャガーとのデュオもあるそうで。でも、僕はミックにも興味がない。(^_^ゞ
●オーラ/キング・サニー・アデ
名前を知ってたかどうか微妙です。今だと名前を聞けばそういう人がいたなぁという程度。スティービー・ワンダーがハーモニカで1曲参加しているとか。
●アウト・オブ・コントロール/ブラザース・ジョンソン
認識しているかどうか。よく似た名前がありそうだし。
●フルート・ジュース/ディブ・バレンティン
この頃はフルート奏者にはあまり興味がなかったような気がしますが、名前はよく知っていたと思います。今だとジャケットからしてもちょっと聞いてみたいかな。
●エアリアル・バンダリーズ/マイケル・ヘッジス
この人もあまり認識していませんが、ウィンダム・ヒルのようなので、そんな人いたかも、という感じです。
●レインボウ/ハービー・シュワルツ
この当時35歳のベース奏者のデビュー・アルバムだそうです。まったく知りません。
●FRENCH TOAST/フレンチ・トースト
「いまニューヨークで評判の高いグループ」と書かれています。ピーター・ゴードンが'79年に結成したグルーフだそうですが、アンソニー・ジャクソン、スティーブ・ガッドなどがいるようです。
●インクレディブル・ファンク・ベース/マーク・キング(レベル42)
レベル42はカシオペアとの共演で名前を覚えたと思うので、このときはまったく知らない存在だったかもしれません。微妙なところです。
●オールナイター/グレン・フライ
なんとなく名前を知っていたような気がしたのは「イーグルスのボーカリストとして・・・」と、書かれているからかな。
●アナザー・タイム、アナザー・プレイス
/ザ・ダン・シーゲル・プロジェクト
名前を知らないけど、ベース、シンセ奏者のパット・オハーンという人との共同プロデュースで、プロジェクトとしてのアルバム1枚目だそうです。ダン・シーゲルには興味がないこともないけれど、聞いていません。
●スプラッシュ/クリス・ベッカーズ&フレンズ
ジャズ・ファンクのギタリストで、すでに3枚のアルバムをリリースしているとか。まったく名前に覚えがないです。
●ロシアンズ&アメリカンズ/アル・スチュアート
この人も知っているのかどうか分からない感じです。名前がよくありそうだし。
●ブルー・ウェイブ/J.R.ベルトラミ
ブラジルのジャズ・フュージョン・グループ、アジムスのキーボード奏者ですか。アジムスという名前は何となく知っているような気がするけど、この人の名前は全然知りません。
●セロニアス・モンクに捧ぐ
/ドナルド・フェイゲン、ジョー・ジャクソン、カーラ・ブレイ他
2枚組の企画アルバムかな?セロニアス・モンクの名前は知っているけど、あまり興味がないし、参加している人も僕が聞かない人ばかりのようだしね。
●かなしばり/はにわちゃん
はにわオールスターズからのピック・アップ・メンバーによるユニットということですね。仙波清彦さんがリーダーだから興味があったけど、レンタル店には置かれていなかったようだし。
●河/アンソニー・デービス、ジェームス・ニュートン、
アブダル・ウォダード
ピアノ、フルート、チェロという3人組。グラマビジョン・レーベルからリリースされているそうです。
●ライツ・アウト/ピーター・ウルフ
たぶん、知らない人だと思いますが、ここにもミック・ジャガーがコーラスで参加しているようです。
●スパークリング・パラダイス
~爽快!ブリティッシュ・ジャズ・ファンク/パズ
「ブリティッシュ・ジャズ・ファンク界の新星」と書かれています。日本語アルバム・タイトルからもジャケットからも爽やかそうなサウンドに思えますが???
●ラブ・アンド・モア/オージェイズ
コーラス・グループ? 名前を知っていそうな気もするけど、名前を言われても分からないかも。
●オールナイトは待てない/ジュース・ニュートン
こんな名前の人がいたかも、という程度。よく分かりません。
●プレイ・フォー・ミー/セグン・アデワレ
「ジュジュ・ミュージックの新しいスター」と書いてるけど、ジュジュ・ミュージックって何ですか? JUJUなら知ってるんですけど。(苦笑)
●ペイント・アンド・ペイント/ヘアカット100
まったく分かりません。
●AMATEUR ACADEMY/MOON RIDERS
バンドはよく知っているけど、あまり聞こうとはしませんでした。
●MUSIC MAGIC/ローズ・ロイス
この人、「vo,tp」と書かれています。まったく知らない人ですね。
●噂のパペッツ/パッション・パペッツ
今だとパペットマペットを思い出してしまいますが、人の名前ではなくて、グループ名なんですね。
●悲しきレター~ダイナマイト
/エミリー・スター・エクスプローション
久々の新作だそうです。ディスコ・ミュージックで人気を得たようなので、僕の興味から外れてますね。
●ファンタジー・ワールド/ボニーM
なんとなく名前を知っていそうな気はするけれど、ディスコ・ムーブメントの火付け役となった人ですか。
モノクロ・ページに紹介されていたけど、女性バンドの白雪姫BANDや、参加ミュージシャンで興味を持った円道一成さんのアルバムを聞いてみたいと思いましたが、聞くことはできませんでした。
ところで、少し前にアドリブ誌が次の号(2010年5月号)で休刊になると聞きましたが、僕の場合、実はこの2年ほどは買っていないし読んでもいないということで、「あぁ、そうなのか」という程度の思いしかないんですよね。
まだこの頃は本当に次の号が待ちきれないほどだったんですけど、僕が一番興味のあるフュージョン系の音楽の記事がだんだん少なくなり、やがて、惰性で買っているようなところもありました。
僕のように長年購読して、捨てずに保存していると、昔の記事をそのまま写真に写して載せたような記事は要らないんですよね。そういう記事が載っている時期はそのページ分値引きして欲しいくらいでした。(苦笑)
いつの頃か、アドリブ誌が書店に置かれていても次の号が出るまで残っていたり、そのうち1冊しか置かれなくなって、次には予約分の1冊しか取り寄せていないということで店頭に置かれなくなって、だんだんその存在感が無くなっていったと思います。
もともとどちらかと言えばマイナーな音楽を扱う雑誌だったけど、自分の好きなアーティストやミュージシャンが載っているから買うという人はいても、アドリブ誌の記事を読みたいから買うという人はあまりいなくなったんじゃないかな。
僕は出版業界のことを何も知らないけど、雑誌って広告収入がなければどれくらいの売価でどれくらいの売上が必要なんでしょう? 小説やグラビア雑誌などの値段を考えると、アドリブ誌のようなカラー・ページも含んだ雑誌はかなり高価になりそうな気はしますが。