[サウンド・マーケット]<ハップハザード>民放FM,1985年4月29日
向井滋春さんと古澤良治郎さんが
リーダーのニュー・グループ。
○ラスト・ナイト by 向井滋春
○じょうもん by 古澤良治郎
ハップハザード:向井滋春 tb、山岸潤史 g、津垣博通 key
高橋ゲタ夫 b、古澤良治郎 ds
新宿ピット・インより生中継
この日の「サウンド・マーケット」は新宿ピット・インからの生中継でした。と言っても、それは番組の半分くらいだったようで、僕が残しているのはそれだけなんです。
他には来日間近のハービー・ハンコックへのインタビュー、この日行われたスキャンダル・フィーチュアリング・パティ・スマイスのコンサート・リポートだったようです。
さて、このハップハザードというバンドのことをこの番組を聞くまでに知っていたかどうか覚えていませんが、ミニ情報としてアドリブ誌にでも載っていれば当然覚えていただろうと思います。
ともかく、まだアルバムがリリースされていないわけで、どういうサウンドを聞かせてくれるのか興味を持って聞いただろうと思います。
リポート役の田中美登里さんが新宿ピット・インにいて、ハップハザードについて話してくれました。
田中:あのー、ニュー・グループ、ハップハザードということなんですけど、トロンボーンの向井滋春さん、そしてもう長年のお付き合いであるドラムスの古澤良治郎さん、このお二人がリーダーとなっているニュー・グループなんです。今年の初めに結成されたんですけれども、今までずっとリハーサルを重ねまして、そして昨日、そして今夜のステージがファースト・ライブなんですねぇ。で、この今回のライブに備えまして先週末河口湖で合宿も行ったんですって。もう古い仲と言いながらね、初心に帰って新しいサウンドを作っていこうという意気込みがね、窺えると思うんですけども。
話をしているバックには<ラスト・ナイト>の生演奏が流れています。この演奏が終わった後、ステージに上がってインタビューをしていました。
その後の<縄文>は10分を越える演奏でしたが、最後の辺りで田中さんの話が入ってフェイド・アウトされました。
どちらの曲も中途半端なようで残念なんですけど、どういうサウンドのグループか、一部分を聞けただけでも良かったんじゃないかと思います。
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