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# テイク・ア・ソング/松原正樹
2007/02/08 16:43

TAKE A SONG 松原正樹 SJX-20131,1979年5月25日
※レコードは売ったので写真はありません。

仮タイトルが「イマジネーション」でした。

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SIDE A
 1.Ballerina
      by T.Margaret - 松任谷正隆
 2.Approach
      by 松原正樹
 3.Bree
      by 松原正樹
 4.Girl From Cuzco
      by 筒美京平
SIDE B
 1.Take a Song
      by 松原正樹
 2.Suicide Freak
      by 坂本龍一
 3.Birthday Party
      by 後藤次利 - K.D.Rankin
 4.Someday
      by 松原正樹

松原正樹
後藤次利
林立夫
深町純、松任谷正隆、坂本龍一、難波弘之、佐藤博
Jake H.Conception
村岡建
砂原俊三
羽鳥グループ
新井グループ
レオナ、クララ、リリカ、1年梅組歌隊、矢野顕子、菊池マミ
トマト、大野グループ

アドリブ誌には「飛び出せ!日本のクロスオーバー」という記事があって、レコーディングの様子などが載っていたんですけど、それを見て発売を楽しみにしていたアルバムでした。

A1が好きでしたね。
でも、A1はたしか松任谷さんの曲だったと思うけど。
しかも、ボーカル曲だし。

ジャズ/フュージョンというよりポップス系フュージョンと感じるのは、松原さんが、「クロスオーバーを意識するのではなく、ポップスを作るという気持ちで取りかかった」
ということだからでしょうね。

でも、前作の「流宇夢さんど」もポップス系だと思うし、松原さんの音楽はそういうところが好きだったりします。

CD
時代になり始めて、今のうちにレコードを売って、CD化されたらCDを買おうと思ったんですよね。でも、未だにCD化されませんよね。(苦笑)


松原さんの自作解説より気になったことを。

<バレリーナ>
これはキーボードの松任谷正隆の曲で、ノブのボーカルをフィーチュアしたメロディックな曲だ。
ギターはBOSSコーラスを使って、ステレオでレコーディングした。
特に聴いて欲しいのはサビと間奏のギターだ。
さびはエコー・マシーンとオーバー・ドライブを使い、間奏はTCエレクトロニクスというデンマーク製フェイザーを使ってみた。
また、エンディングのトーンはギターの倍速録音を試した。
レス・ポールのようなサウンドが出せたと思っている。

<アプローチ>
左手の人差指から小指までの4本指を全部使っていろんな音をチョーキングするのが僕のスタイルですが、この曲でそれをやっています。
間奏のギターのトーンは聴き慣れないと思うけど、マイクロ・シンセサイザーを使ってみたのです。
僕はどちらかというとエフェクターを多用するタイプなんですよ。

<ブリー>
パーカッションの斉藤ノブが大活躍してくれた。
この曲で一番に苦労したのは「いかにメロディーを色っぽく歌うか」ということでした。
メロディーの最初は、ボリューム・ペダルとエコー・マシーンを使って淋しさをだし、後はディストーションのかかった音にして力強さを出そうとしたんだけど、どんなものでしょう。

<クスコの娘>
筒美京平氏が南米旅行から帰ってすぐに作ってくれた曲です。

<テイク・ア・ソング>
イントロ後半のシンセサイザーみたいな音は実はギターなんです。
エンベローブ・フィルターとエコー・マシーンで出来るのですが、まずエコーのスピードを曲のテンポに対して早さを決め、エンベローブでギターのアタックを消して、「B」というフレーズを弾くと「C」のようになるわけです。
「B」「C」は譜面を差しています。
そしてこのフレーズを3度でハモラして、ギターのサウンドじゃないものをネラッてみたのです。
そのへんをよく聞いていただくとうれしく思うのです。
ソロをプレイしている時に急にリフレーンのフレイズをやりたくなって最後のフレーズの繰り返しになってしまい、結局もう1本ハモリのギターを入れました。

<スーサイド・フリーク>
キーボードの坂本龍一の作曲で、こういった曲が、普段の僕ギター・スタイルに一番近いという感じなんです。

<バースデイ・パーティー>
ベースの後藤次利の作曲でケーシー・ランキンが詞をつけてくれた。
また、ボーカルをとっているのはケーシーのグループにいるマイク・パメラというイカシタ人です。

<サムデー>
この曲はABCという3つの部分の繰り返しで出来ています。
ちょっと大袈裟にいうと、過去・現在・未来と原子・地球・宇宙の3つずつをかけ合わせたテーマなんです。
佐藤博と坂本龍一のシンセサイザーを聞き比べていただくと面白いと思う。


レコードのインナーには斉藤ノブさんの名前はなかったんですけど、ご本人の解説なんだから、間違っているとは思えないしね。(苦笑)
追記レコード帯に斉藤ノブの名前がありました。

それより、僕の好きな<バレリーナ>がノブさんのボーカルですか?
僕の記憶では女性の声だったような?

それからもうひとつのボーカル曲<バースデイ・パーティ>で歌っているというマイク・パメラさんもクレジットにはありません。
この曲に関しては記憶がないんですけど、松原さん関係ではマイクさんといえば、マイク・ダンさんですよね。
マイク・ダンさんはケーシーさんとバンドを組んでいたらしいし、マイク・パメラ=マイク・ダンの可能性が高いですね。

もう一度聞いて確めてみたいです。このアルバム。


追記 '08/11.
ついにCD化されました。
<バレリーナ>はノブさんのボーカルではなくて、イブ(EVE:レオナ、リリカ、クララ)さんのボーカルですね。(苦笑)


TAKE A SONG

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