FAR EAST EXPRESS 清水靖晃 SKS-8012,1979年11月21日
同時に買ったかどうかは覚えていないけど。
SIDE A
1.FAR EAST EXPRESS
2.AIN'T NOTHING BUT "G"
3.HEART CHURCH
4.SUMMER TIME
5.PICK IT UP
SIDE B
1.DAY TRIPPER
2.HEART CHURCH
3.HUNG UP
4.MIDNIGHT STREET
このアルバムは外国人ミュージシャンによる演奏ですね。
Tony Levinとかいますけど、僕にはあまり馴染みのない人ばかりです。
A3,B2が同じ曲でアレンジ違いだけど、ほとんど覚えがありません。
A4,B1はボーカル・ナンバーですが、
A4は微妙にマライアの感じを受けました。
清水さんの自作解説を少しだけ。
<ファー・イースト・エキスプレス>
イントロは壮大なイメージを出すために、オーバーハイムを3回ダビングしてあります。
ここでトニー・レビンが、フレットレス・ベースで大変ユニークなプレイをしています。
イントロと本題をつなぐ"シャーー"という音は、テープを逆回転させてドラの音を録ったもので、
ドラをたたくタイミングで大変苦労しました。
ここでもトニー・レビンがベース・ラインを弾きながら
ハーモニクスの音でコードを弾くという高度なテクニックを使っています。
そして、ジョー・カロのギター・ソロも大変楽しく、思った通りの曲になりました。
また、途中のティムパニーは、特別出演のディレクター、川島氏です。
<エイント・ナッシング・バット"G">
この曲は僕の大好きなジノ・バネリに捧げた曲で<ジノ、君しかいないよ>という曲です。
アンディ・ニューマークのゆったりしたリズムがもう最高です。
そして、ジョー・カロの素晴らしいギター・ソロがこの曲を大いに盛り上げてくれました。
<ハート・チャーチ>
この曲は、ぼくがなんの気なしに、ピアノを弾いていたら突然出来た曲で、
譜面も何もなく、クリフにその場で覚えてもらいました。
ピアノとオーバーハイムだけの短い曲なのですが、
オーバーハイムを何回もダビングし、大オーケストラのような感じが出ています。
<サマータイム>
例の有名な<サマータイム>とは同名異曲です。
実はこの曲を自分で歌ってみようと何回も練習したり、声の調子も気にしていたのですが、
いざ本番となって、バック・ボーカルをやってくれたビビアンの唄を聞いたとたん、
完全に自信をなくしてしまいました。とにかく、"すごい"の一言です。
間奏はベテラン、ジョージ・ヤングのソロ。
<ピック・イット・オン・アップ>
この曲は、マーティ・ブレイシーという、いつも一緒に演っているドラマーで、
彼のレコードのために書いた曲なのですが、
たいへん好きな曲なので少し感じを換えてやってみました。
マーティのレコードでは、彼自身が歌っているのですが、
今回はぼくがサックスでメロディーをとりました。
<デイ・トリッパー>
おなじみビートルズの曲で、この曲を大アレンジしました。
クリフのシンセ、ルー・ソロフのソロ。
<ハート・チャーチ>
この曲はA面の曲と同じで次の曲のイントロダクションを兼ねている曲です。
<ハング・アップ>
この曲は、突然スタジオに遊びに来てくれたトランペットの大野俊三さんに、
コンダクターをやってもらいました。
<ミッドナイト・ストリート>
バラードです。
この曲は、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、パーカッションと
ぼくのサックスだけでなにもダビングせず、シンプルにまとめました。
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