[グッド・ヴァイブレーション~渡辺香津美のドガタナ・ワールド]
<松岡直也を迎えて>民放FM1983年3月12日
これで終わるかな?


文字数制限に引っ掛かって分かれてしまいましたが、
これで全部、ということになれば良いけど。
渡辺:えー、実はですね、今月ニューヨーク・フィルと共演なさるという情報を得ているわけなんですけども、これはまたどういうきっかけで?
松岡:うーーん、そう、まぁきっかけっていうか、うーん、大体あのー、クラシックを聴く人と、それからまぁ、僕のほうの音楽を聴く人と同時にできないだろうかっていうね、
渡辺:
松岡:発想なんですよ。
渡辺:じゃぁ、これはやるほうじゃなくて、き、お客さんのほうがフュージョンさせようという
松岡:そうなんだね。で、まぁ、こういう、こんなようなことはできないだろうかなっていうね。
渡辺:こういう試みって今までなかったですよね。
松岡:うん、クラシックはクラシック。ねぇ、で、ジャズはジャズ、とかね。ラテンはラテンとかって分かれてるでしょう?だかにらまぁ非常にこうコンセプトがね、こう、難しいんじゃないかっていう、こともあるんだけどね。
渡辺:楽しみでもありますね。
松岡:うん。
渡辺:ところで、あのー、そのグループは今、あのー、ウィッシングっていう、わりと大きな編成のグループですね。
松岡:はい。
渡辺:あのー、ホーンとか入ってるやつ。の他に、あとなんか最近、ニュー・グループ、
松岡:えぇ、ニュー・グループというか小編成でね。まぁやりだしたのは、もちろんウィッシングでやっていくんだけど、まぁとにかく、非常に皆さん忙しいんでね、
渡辺:そうですね。
松岡:それを待ってると、自分の演奏する時が無くなっちゃうんですよね。
渡辺:あぁそうでしょうね。
松岡:うん。それでそうかといって僕はあちこち行っても、まぁ、大体ラテンをそうやってね、ラテンのセッションだったらできるんだけども、そうかといってあんまりないし。
渡辺:やっぱりこう、オリジナルは、こう、定期的に
松岡:やりたいしね。
渡辺: したメンバーでやってて、こうやってグレード・アップしていくっていうのは
松岡:それで、そういうとこから考えてじゃぁもう一つグループを作ろうかなぁと。
渡辺:あと、それ以外にたとえばウィシングのほうはこう、プラス・セクションとか入ってますよね。
松岡:そうそうそう。
渡辺:で、あのー、新しいグループのほうはいわゆる、
松岡:ブラスなし。
渡辺:ツー・キーボードで。
松岡:うん。
渡辺:ギター。それからドラム、パーカッション二人。
松岡:そうね。
渡辺:
松岡:うん。
渡辺:そういう意味でやっぱり、こうブラスがないことで、パーカッションのパーカッシブな部分がね
松岡:展開がね。うん。
渡辺:出てくるし。
松岡:聞けるし。うん。
リズム・アンサンブルは面白いかもしれないね。
渡辺:そうですね。
やっぱりこう、たとえばホーン・プレイヤーがソロをずーっととってるとね、後ろでこう、クンククンクンクンっと、こう鳴ってると、そういう感じがかもせさせるんだけれど、無くなっちゃうと終わりで、少しジャズっぽくなっちゃって、まぁ
松岡:そう。ね。
渡辺:ジャズでもそれで良いんですけどね。
あのー、小編成の場合だと、なんていうかな、もっとこう、そういうパターンっていうか、そういうなんか、ものが、ものがより前面に、なんか出てくる
松岡:出てくるね。
渡辺:面白みありますよね。
松岡:それとやっぱり自分の、なんていうか、ピアノのフィーチャリングもね、自然に多くなってくるし。
渡辺:やっぱ、いっぱい弾きたいという。
松岡:そうね。
渡辺:えーと、またレコードを一曲聞いていただきたいと思いますけども、えー、これセプテンバー・ウインドっていうLPからなんですけども、このLPは何月、いつ頃のでしょう。
松岡:これはね、かなり、発売したの去年のね、あのー、4月なんですね。
渡辺:4月。
松岡:えぇ。
渡辺:もう1年くらいになりますね。
松岡:うん。
渡辺:そん中から、じゃあ、「ノーチェ・コリエンド」。
○ノーチェ・コリエンド
渡辺:えー、先ほどお話ししましたニューヨーク・フィルとの共演というコンサート。16日が、今月の16日が神戸、そして、18日が東京ということになっていますので、楽しみに。したいと思いますけども。
あのー、番組のですね、共通テーマとして、来ていただいているゲストの方に
松岡:はい。
渡辺:毎回聞いていることがあるんですけども、’80年代というものを
松岡:あっ、’80年代。
渡辺:ご自分でどういうふうに、こう、していこうかという。なんか抱負っていうとね、あれなんですけども。なんか、早寝早起きしたいという人も。言ってましたけども。
松岡:早寝早起きね。早寝早起きっていうか、大体、普通から早寝早起きなんだけど。そうね、’80年代ね。
渡辺:あのー、グループ、ニューヨークで活動なんか、やっぱりこう。ライブハウスなんかも定期的に?
松岡:そうそうそう。ライブハウスが定期的に。まぁ大体ピット・インを中心にね、六本木でやってるから。まぁとにかく、演奏活動を切らさないでやっていく
渡辺:ことがやっぱり、
松岡:いつも同じなんだけどね。
渡辺:そうですね。
あのー、モントゥルーに行かれたのはもう。あれは80、80年でしたっけ。
松岡:そうですね。80年。
渡辺:僕なんか、もう2,3回行かれたような感覚、気がしてたんですけどね。
松岡:いや、一回だけですよ。(笑)
渡辺:何の勘違いかなぁ。毎年行かれているような気がしていたんですけどね。
やっぱりそういう海外なんかにも行こうという計画は、ありますか?
松岡:そうね。もしかして、あのー、ヨーロッパのほうのツアーを、行くかもしれないんですけどね。
渡辺:それは、あのー、今年?
松岡:今年。
渡辺:それも、あのー、決まると
松岡:そうですね。決まると良いんだけど。
渡辺:今年はもうニューヨーク・フィルと、そしてヨーロッパ・ツアーも、盛り上がりたいという
松岡:そうですねぇ。
渡辺:じゃぁ、本当に今日はお忙しいところをありがとうございました。
松岡:あっ、どうも。
渡辺:またライブにコンサートに頑張ってください。
松岡:はい。ありがとうございます。
渡辺:今夜のゲスト、松岡直也さんでした。
えー、それでは最後になりますけども、アルバム「セプテンバー・ウインド」よりタイトル曲「セプテンバー・ウインド」。
○セプテンバー・ウインド
渡辺:えー、ゲストに松岡直也さんを迎えてお送りした今夜の番組、いかがだったでしょうか。えー、最後のね、コメントの中でいつまでもライブを続けていきたいというね、そういう言葉が印象的でした。
さて、来週になりますが、昨年の暮れから約一か月半、ニューヨーク一人旅というものをしてきました、ペーシストの井野信義さん。えー、一緒にマウンテンというグループをやってますけれども、彼のニューヨーク旅行のときの土産話や、それから、グループのツアーのことなんか、まぁいろいろな話をしてみたいと思っています。えー、この番組では皆さんからのお便り、リクエストをお待ちしています。お聞きになっている放送局のこの番組宛までどしどしお寄せ下さい。
それでは今夜はこの辺で。また来週。
PR