Dolby Cというノイズリダクションが登場したのは'81年ではなかったかと思います。
Dolby Bタイプよりノイズがはるかに軽減されるということと、
カセット・デッキに内蔵されれば扱いも簡単ということで興味を持ちました。
そして、Dolby Cタイプが内蔵されたカセット・デッキを1台欲しいと思って
選んだのがこのビクターDD-77でした。
買ったのは'81年か'82年1月で、価格は7~8万円だったかな。
このDolby C内蔵のカセット・デッキを買ったものの、
Dolby Cはほとんど使っていませんし、
録音もほとんど今までのAIWA,F-77Mでしています。
やはりノイズリダクションはadresの方が良かったのと、
音質もアイワのデッキの方が良かったということでしょうね。
さて、このDD-77は3ヘッド・デッキなんですが、
Dolby Cは1個しか内蔵されていないために
同時モニターではDolby Cでの再生ができません。
簡単に言うと、同時モニターする場合、
Dolby Cで録音された音をDolby Cを通さずに聞くことになるんです。
2ヘッド・デッキの場合、同時モニターが出来ないのでDolby Cは1個で済みます。
この辺りのことはオーディオ誌で知識を得ていたけれど、
DD-77がDolby Cを何個内蔵しているかは分かりませんでした。
そこで、このデッキを買う際に店員さんに
「Dolby Cをonにして同時モニターはできますか?」
と、聞いたんです。
「できますよ」と答えてくれたものの、僕は「本当に?」と半信半疑。
同時モニターできなくても、Dolby Cを早く確めたいのとデッキの値段で買うことにしました。
そして、家に持ち帰りカタログを見て、
同時モニターではDolby Cが使えない(録音はできる)ということが分かったのです。
「う~ん、やっぱりできなかったか。
Dolby C内蔵デッキの出初めだし、今の段階では仕方ないか。」
ということで、後に購入した電気店に行ったときに
その店員さんに、3ヘッド・デッキでのDolby Cについて、教えてあげました。(笑)
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