[グッド・ヴァイブレーション~渡辺香津美のドガタナ・ワールド]民放FM,1984年1月7日
<ハナモゲラ和歌>
新春第1回目の放送は和歌で。


○五七五
山下洋輔トリオ+1
○寿限無
山下洋輔
○大江戸さがし
渡辺香津美
○バブリング創世記第5章
山下洋輔
○新春コトギのセッション
ハナモゲラ者達
渡辺香津美、山下洋輔、小山彰太
ゲスト=山下洋輔、小山彰太
番組冒頭18分近くを費やすハナモゲラ和歌の詠み合い。
香津美さんとゲストの山下さんと小山さんがそれぞれ和歌を詠みます。
でも、ハナモゲラだから説明を聞かなくちゃ意味がわからない。
詠んだ和歌の説明・解説をしながらのトークで、面白そうに笑いながら
進行していきますが、僕はこういうのはまったく面白いとは思わなくて、白けてしまいます。
くだらないと言えば、くだらない。
面白いと思う人には面白いんだろうなと思いながら聞いてました。
やっと音楽に行く訳ですが、まずは<五七五>。
最初は一般発売していなかった演奏だそうです。
そのあとは香津美さんのハナモゲラ青春歌謡。
「寿限無ツアー」の移動中のバスの中で歌っていたのを録音したものだ
そうですが、ハナモゲラだから?香津美さんが酔って歌っているように
聞こえますね。
話の途中で<寿限無>が流れますが、そのあとは香津美さんが
コンピューターを使って作ったという<大江戸さがし>がかかります。
最初、<大江戸捜査網>というタイトルにしていたそうですが、
同名のドラマがあるということで<大戸さがし>に変えたとか。
リズムが面白いですね。
それに合わせてハナモゲラのボーカルも飛び出します。
そして、山下さんが「今日は何をかけられるか分からないね」と言った
<バブリング創世記 第5章>。
坂田明さんの何を言ってるか分からないようなボーカルが聞こえます。
最後には本職の楽器以外のものをいろいろ使って、演奏するというより
も遊ぶという感じで演奏が進んでいきます。3人の会話だそうです。
誰が何を演奏しているか分からないんですけど、ハナモゲラの歌は
声で分かりますね。
実際は何の楽器を使っているのか分からないけど、琵琶とか笛、鳴り物
などの音が聞こえて、ちょっと邦楽調の演奏でした。
コトギのセッションと言ってましたが、
「コトギ」とは「寿」のことでしょうか?
最後に香津美さんの一句。
シロキミネ コジュラン カツラモロザキノ
トドノマツリハ ヤマシタショウタ
意味分かりません。(苦笑)
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