アドリブ･ベスト･レコードはこの年('85年)で第10回だそうです。選考対象となる作品は'84年12月号～'85年11月号の間にアドリブ誌のNew Disc,Video Guide,CD Releaseページで紹介された全作品で、音楽関係者及び編集部で選ぶようです。

僕は技術的なことはともかく、音楽は自分の好みでしかないと思っているので、選ばれた作品に対してあまり一喜一憂することもないんですよね。
自分の好きな作品が上位になるのは嬉しいけれど、選ばれなかったとしても悔しいとかそういう思いはなくて、ただ、「選ばれなかったのか」くらいなものです。

一応、どんな作品が上位になっているか興味を持って見ていますが、詳しく見るのは、この第10回で言えば、日本のフュージョン部門と日本のポップ･ソング部門だけなんです。

ということで、以下に選ばれた作品を。

●MOBOスプラッシュ／渡辺香津美 (80)

●HALLE／CASIOPEA (50)

●マイシャ／渡辺貞夫 (40)

●サキソフォン･ミュージック／本多俊之 (30)

●メタル･ポジション／近藤等則IMA (30)

●サマー･ドリーミン／MALTA (20)

●テナン／リアル･フィッシュ (20)

●サイレント･サバンナ／ナニワ･エキスプレス (20)

●桜花爛漫／渡辺香津美 (20)

●ミノル･ランド／向谷実 (10)

●Beauties／高橋達也と東京ユニオン (10)

●スーパー･フレンズ／中村照夫プロデュース (10)

●Music For Silent Movies／上野耕治 (10)

●NOTHIN' UNUSUAL／PRISM (10)

●HAPHAZARD／ハップハザード (10)

●オータム･セレナーデ／イサオ･ササキ (10)

●フィジクス／ゴンザレス三上＆チチ松村 (10)

●サン･シティ／アパルトヘイトに反対するアーティストたち

●青春の彷徨／アン･ピガール

●ファーブル／ジャン＝リュック･ポンティ

●タッチ･ミー／テンプテイションズ

●マスターピース／アイズレー･ブラザース

●ミスティック･モーニング／ヘイグッド･ハーディー･オーケストラ

●スレイブ･トゥ･ザ･リズム／グレイス･ジョーンズ

●キアロスキューロ／マイク･マーシャル、ダロール･アンガー

●フレンズ／ディオンヌ･ワーウィック

●ヒー･イズ･ザ･ライト／アル･グリーン

●ベスト･オブ･オーティス･レディング

●サイレント･ロマンス／中西俊博

●ハンブル･ピープル／フローラ･プリム＆アイアート

●９･９／９･９

●エイント･ノー･ビッグ･ディール／マドンナ

●ヒット･アンド･ラン／トータル･コントラスト

●プライベート･ダンス･ミキシーズ／ティナ･ターナー

●オール･フォー･ラブ／ニュー･エディション

●スターピース／ヨーコ･オノ

●SCARLET BEAM“BEST SELECTION”／NANIWA EXPRESS

●クリス･ベッカーズ･ハイ･テンション／クリス･ベッカーズ

●サプライズ／ラルフ･マクドルド

●オン･ザ･エッジ／ダン･シーゲル

●GOOD TIMES―PART Ⅱ―／柳ジョージ

●ベスト･オブ･アレサ･フランクリン

このアドリブ誌を買った当時は気が付いていたかどうか覚えていないけど、チャゲ＆飛鳥のバック･バンドのデビュー作がモノクロで紹介されていました。

●センセーション／アルファ
アルファ：村上啓介 vo,g、後藤郁美 vo,p、矢賀部竜成 key,cho
　　　　　高浜輝夫 b、佐藤邦治 ds,cho