忍者ブログ
# 春がいっぱい/大村憲司
2007/05/16 22:26
春がいっぱい
春がいっぱい 大村憲司 ALR-28013,1981年2月21日

テクノ色に染まらないで欲しかった。

SIDE A
 1.INTENSIVE LOVE COURSE
 2.UNDER HEAVY HANDS AND HAMMERS
 3.SEIKO IS ALWAYS ON TIME
 4.FAR EAST MAN
 5.KNIFE LIFE
SIDE B
 1.春がいっぱい
 2.THE DEFECTOR
 3.INAUDIBLE
 4.MAPS
 5.THE PRINCE OF SHABA

大村憲司、加藤和彦
高橋幸宏
細野晴臣
坂本龍一、岡田徹
矢野顕子
清水靖晃
羽山信也
松武秀樹

YMOに関しては好きな曲もあるんだけど、興味で聞いている部分が多くて、
コンピューターを使った音楽より生で演奏する音楽が好きでした。

それに、憲司さんの場合、
僕は深町純さんやソロなどのフュージョン系の音楽をずぅっと聞いていたので、
このアルバムには「こういう音楽をやって欲しくないんだけど」
という気持がちょっとありました。
本人がやりたいことをやっているんだから仕方ないところもありますけどね。

インスト・ナンバーは簡単に言えばベンチャーズ・タイプで分かりやすいですよね。
シャドウズの「春がいっぱい」をカバーしているけど、
僕はシャドウズはまったく聞いていないと言って良いくらいなので、
この曲を知っていたかどうか分からないんですけど、
聞いたことがあるようなメロディーです。

「MAPS」についてはYMOでやっているのを知っているけど、
この時点では僕は聞いているのかな? よく覚えていません。

英語のボーカル・ナンバーが多かったのも僕の好みから外れてしまって、
あまり聞いていないアルバムということになります。


アドリブ誌より覚書。
A1.
メンバーが忙しいので、とりあえずコンピューターにデータを入れてリズムを決め、
次に細野氏のテイクをとってしまいました。
そして、その後に松武さんと幸宏氏と僕と3人でベーシックな部分を仕上げていった。

A2.
音作りとしてはわりとオーソドックスにまとめ、
昔から僕の持っていた世界じゃないかと思います。

A3.
"TIME(時)"というのは絶対に正確で決して狂わないものであり、
あの世界の時計"セイコー"に代表されるメカニックなイメージと、
音楽用語で言う"TIME(リズム)"の正確さの極限は、
"MACHINE(機械)"であるというイメージがかさなってできた曲。
ドラムは全てコンピューターによるオート・ドラムを使用。
ちなみに、僕の女房の名前もSEIKOです。

A4.
ジョージ・ハリスンとロン・ウッドの曲で前々からやってみたかった曲の一つ。

A5.
仕上げるのに一番苦労した曲。

B1.
ギター以外は全部コンピューター操作しています。
中間の転調したところから幸宏氏の生ドラムが入ります。

B2.
幸宏氏が書いてくれた曲。音はもう幸宏氏の世界。
いいリズムを叩いてくれたので、アレンジもあまり凝らずにさらっときめました。
オブリガードのメロディーもMC-8に譜面をプログラムして作ったもの。

B3.
僕は何も楽器を使わず、途中で出てくる3人の話し声を、
イコライジングを変えて(マイクにティッシュをかぶせたりしながら)作ったのが、
何をかくそうわたくしめなのです。

B4.
<INAUDIBLE>と合わせて1曲と考えてもらってもいいのですが、
YMOのワールド・ツアーでもやった僕の持ち曲のひとつです。

B5.
本当は<MAPS>でアルバムは終り、なんだけど、サヨナラのイメージとして入れた曲。
実をいうとこの曲、最初かなり入れようかどうしようかと迷ったんだけど、
メンバーの助けでキレイなサウンドにまとまり、アルバム中一番気に入っています。

映画も撮ってみたいなあ。


このレコードは大村憲司さんのファンに譲りました。
僕は'90年に発売されたCDを持っています。
カテゴリーをYMO関連に入れるべきなのかもしれないけど、
ジャズ/フュージョンということで。
PR
CATEGORY [ ジャズ/フュージョン ] COMMENT [ 0 ]
pagetop
<<帰ってきた若大将 オリジナル・サウンド・トラック | HOME | テイク・ア・ブレイク/鳥山雄司>>
コメント
コメント投稿














pagetop
FRONT| HOME |NEXT

忍者ブログ [PR]