[グッド・ヴァイブレーション~渡辺香津美のドガタナ・ワールド]
<チャーを迎えて>民放FM,1983年2月12日
興味深いトークでした。

○トライスクール
ジョニー・ルイス&チャー
○サーチング
PINK COUD
○
アンディ・サマーとロバート・フィリップ
○
パット・メセニー
○夢のマリナー号
ザ・ベンチャーズ
○
ジョン・マクラフリン
○
ジェームス・ブラッドウルマー
○
○ライド・オン・ミー
チャー
音楽を紹介する前に二人のトークが弾みます。
Char:渡辺香津美の名前を最初に聞いたのは”ゴスポ”なんだよね。
渡辺:”ゴスポ”というと、
Char:オカジュウの
渡辺:オカジュウの”ゴスポ”というと、非常にローカルなんですけれども、
Char:自由が丘
渡辺:訳しますと、東京にある自由が丘のファイブ・スポットという店。
Char:兄貴がね、丁度、ジャズにだんだんやっぱ変っていっちゃったの。
渡辺さん、どっちかっていうとそっちの年代なのね、ちょっとだけ。
で、急にね、ディープ・パープルからセロニアス・モンクになっちゃったの、兄貴が。
俺もどうしちゃったんだろうと。大学だけは行くのやめようと思ったの、その時に。
渡辺:それにはついていけなかった。
Char:ほんで兄貴が今でいうライブ・ハウスというのかな、そういうもんに興味を持ち始めて。
俺はどっちかっていうとゴーゴー喫茶。アシベや○○○←聞き取れず
渡辺:ウェスタン喫茶?
Char:そうそう、そういうとこ行って、ロック・バンドって言うの?
グループ・サウンドとか聞いてたんだけど、兄貴はだんだんそっちいって、
「お前と同じような年くらいの奴で、すんげえギターのうまい奴がいるんだ」
っていう話を聞いたの。
俺が中学くらいの時かな。高校かな?俺が16くらいか18だから。
渡辺:俺が17だから。
Char:18出てなかった?
渡辺:18くらい出てた。
Char:それで。これはほってはおけないっていって、
渡辺:ほうっておけないって?
Char:そうそう、同じ第一学区(?)の辺でそういう奴がいちゃいけないみたいな…。
それで、そのあとスモーキー・メディスンというの高校で組んで、その時のドラムの人が、
今一風堂やっている人なんだけども、その人がジャズでずっとやってた人なのね。
それでゴスポ出入りしてて。で、 藤井さんていうの知らないかなぁ、
凄いのがいるよ、凄いのがいるよって言ってて、
渡辺:で、ゴスポに来ちゃったわけだ。
渡辺:僕がチャーを最初に聞いたのはね、カッティングの凄い、かっこいい奴があるじゃない。
Char:スモーキー
渡辺:あれをね、僕は渋谷のヤマハかなんかで。 やっぱりレコードが出たばっかりなのかな。
スタジオ借りてリハーサルやってたわけ。そのとき、パッとロビーにね、かかってるわけ。
これ、えらいかっこいいなぁって。ジャケット見して、なんて言ったらね、…。
Char:白いスーツ着てね。
渡辺:へぇー、チャーって日本人なの?
Char:ニンジンみたいな。
渡辺:ニンジン。
そんなんで聞いてね、凄い、なんて言うの?へんな言い方だけどさ、ほら、
舶来って感じがしたのね。
ここで、ジョニー・ルイス&チャーの曲がかかりますが、しばらく聞いた後で、
その曲をバックにふたたびトークが始まります。
全部を聞きとって書くのは面倒なので、最初だけにしておきます。
近年、CSのチャーさんがホストの番組に香津美さんがゲストで出演して、
90分のトーク&セッションを繰り広げていましたが、
興味あるギタリスト同士のトークも面白いです。PR