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# ドガタナ・ワールド/渡辺香津美
2009/04/15 18:02
[グッド・ヴァイブレーション~渡辺香津美のドガタナ・ワールド]
<渡辺香津美~遂に完成DOMOレーベル第2弾アルバム・2>民放FM,1983年10月15日

なぜモボか

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Shang-Hi(MOBO#1)
Yatokesa(MOBO#3)
渡辺香津美g

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渡辺香津美&ラリー・コリエル
N.Y.ローンスターにてラリー・コリエルとのセッション

Alicia
Walk, Don'
t Run
All Beets Are Coming(MOBO#5)
渡辺香津美g


1週間前の放送はチェックし損なってしまいましたが、
ここで初めて「MOBO」の半分を聞くことができました。

興味深い話があったので、先週の放送で何を話しているか気になって
しまいましたが、
今週をチェックし損なうより先週で良かったかな、
と、思いました。

ラリー・コリエルとのセッションは香津美さんの話のバックに流れてい
ましたが、タイトルが浮かばない。(^_^;
香津美さんの曲だとは思うんだけど、・・・。
ともかく、僕にも馴染みがある曲。

 以下、香津美さんの話より。

今回のMOBOのレコーディングは、8月の18日から9月の13日までミックス
ダウンも含めまして約一か月弱かけて行ったんですけど、アルバムの
最初のコンセプトとしては、一つやりたかったのが先週聞いていただい
たようなマーカス・ミラー、オマー・ハキム、そしてケイ赤城を中心とし
たシンプルなギター・カルテット。そして、スライ・ダンバー、ロビー・
シェイクスピア、・・・・した今までと違ったリズムを渡辺香津美が
体験してしまおうというユニット。

 それからこの二つを合体させた、まぁいわば最強のリズム陣に寄りま
す、そのアイデアの一つとして僕がしばらくやってきたようなマウンテ
ンというグループでのね、僕のギター・プレイのアイデアをさらにその
上で発展させると。

 そこにまぁブレッカーなんかがどういうソロを向けてくれるかという
ところもあったんですけども、まぁそういう大雑把に分けると3つの
コンセプトを並行してやっていこうという予定があったわけです。

ところがダブル・リズム・セクションですね、このツー・リズムで演るやつ
を録り始めたところ、非常に大変な事態が持ち上がってしまいました。

というのが、1曲目のセッションがまず35分くらいになってしまったん
ですね。で、2曲目が録り終わって、これは結構短いんじゃないかと思っ
て聞いてみたところなんとマルチのリールが2本になってしまうという
ね、結局トータルで50分になるという大変なセッションになってしまっ
たわけです。

 で、そのあとにもう1曲、一つアイデアがあるのでやり始めたのが、
これはもう相当短くて7~8分で終わったんじゃないかと思っていたの
が、あとで時間を聞いてみたら、これも25分行っちゃったよ、というね。
 もうそういう延べ3つ合わせると2時間くらいになってしまう、もう
これだけでレコード3枚組にしなきゃいけないんじゃないかっていう
ような大変な事態になってしまったんですけども。

 まぁ、そういうふうになったのがレコーディング始めて1週間も経た
ないうちで、これはもう2枚組になんとかしてですね、まぁ新鮮な近海
ものを味わっていただくという、音楽は生ものだという私のポリシーの
もとに2枚組でお届けするしかないという結論に達してしまったわけです。



 

さてここで、肝心なことをずっと言わないできちゃったんですけど
も、なぜMOBOかというね、大問題が起こるんですけども。まぁ大して大
問題というほどのことはないんですが。

 実は今回のレコーディングは今までと違いまして、レコードの、たと
えばジャケットであるとか、そういうようなコンセプトが実際に音を作
るものに先行してね、プロジェクトが先行していたわけなんです。

 その時の僕の一つアイデアとして、レコードのジャケットの写真なん
かね、何十年か経って、引き出しの隅から押し入れの隅から出した時に、
「これはおじいちゃんが昔ギター弾いてたらしいよ」、みたいな、
そういうようなイメージで、「この時代は随分、ね、やってたもんだ
ねぇ」、とかね。

 そういうなんかおじいちゃんの記念写真風なコンセプトでジャケット
を作りたいな、みたいなところからいろいろ打ち合わせしてますと、
そのーまぁ、ちょうどその状況ってのは今僕たちが、たとえば、大正と
かね、昭和のモボ、モガといった人たちを見てる状況に近いもんがある
んじゃないかっていうところから、じゃあ思い切ってモボというのにし
たらどうかってことになったわけです。

 で、そうなってしまうと僕も今までとぜんぜん違う曲の作り方でその
モボというコンセプトで曲も作れるということもあるんで、よし、じゃ
あこのコンセプトに全力投球しようということで、今回レコードが出来
上がりまして、タイトルもモボとなったわけなんですけれども。

 モボの実体とは何か?まぁLPの中ではMOBO1号から5号までいますね。
えー、号っていうのはちょっと4という数字が縁起が悪いって言うんで
4は外したんですけども、まぁこのLPの中には4人のモボたちがいるわけです。

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