こんばんは。西田珠美です。
今年のライブ･ハウス、コンサート、夏のジャズ･フェスティバル、
どこに行っても一番会場を沸かせたグループはカシオペアでした。
20代半ばの若いメンバー４人組、カシオペアの人気は素晴らしいもの
でした。そのカシオペアがこの９月、およそ１か月間ロンドンに滞在
してアルバムを録音しながら、一日ドミニオン･シアターでコンサート
を開きました。９月29日、木曜日。今夜は人気グループ・カシオペア
のロンドン公演の模様を実況録音テープ、そして現地でのインタビュー
などを交えながら、聞いてまいりましょう。

○Eyes of the Mind
○Fruit Salad Sunday
○Black Joke

このコンサートに来たミュージシャンのコメントです。

ティム･ハウトds(ヒート･ウェイブ)：グレイトだ。心からショーを楽
しんだよ。カシオペアのステージはエネルギーに満ちていて、少しも
落ち込むところがない。グレイト･リズム、グレイト･ミュージック。
イギリスにもカシオペアと同じようなバンドはたくさんあるよ。
みんなそれを楽しんでいる。でも、カシオペアは誰もが今ここで感じ
ていることをぴったり音楽にしている。だから、本当に楽しいんだ。

シャカタクはギリシャ公演中なので、メンバーから祝電が届き、
マネージャーがこの公演に来てくれました。
ファンタスティック。僕たちは日本に行く前からカシオペアの
レコードは聞いていたんだ。素晴らしいミュージシャンだ。それに、
今夜は大成功だったね。グレイトだ。ロンドンはカシオペアが好きに
なったようだ。

マックス･ミドルトン p：ベリー･グッド。ドラマーがスーパーだね。
音楽全体にドキドキするアクシデントがあって、退屈しない。
りっぱなエンターティナーだ。個人的な感想だけど、コンサートに
もう少しコントラストがあったらもっと良かったと思うね。
曲がみんな似ている。たとえば、遅い曲をもっと入れるような工夫
をすると、曲が良いバンドだから、もっと良いと思うよ。

ロンドン、ドミニオン･シアターのカシオペア。
続いて後半のステージです。

○Space Road
○Swear
○Asayake
カシオペア：野呂一生、向谷実、櫻井哲夫、神保彰

青木誠(？)：どうでした？ステージ上って最初に演りだしたときは。
もう大変ですね。緊張しましたね、やっぱり始めはね。でも、
なんかずーっと演ってるとね、バイブレーションがね、やっぱり日本の
お客さんとね、同じだな、という感じでね。だんだん後半になってくる
ごとにね、面白くなってくるというかね。

向谷くんの司会なんか英語で話してると日本語で聞いてるのと同じみたいね。
そうですね。やはりあのー、とりあえず英語で喋りましたけど、
とりあえず、何とか通じたみたいなんですが、そのノリと言うか、喋り
のノリは途中から日本的になってきましてですね。
大変だったんですよ。
とにかく、僕はやる前はどん底まで落ち込んでね、もうこれは英語で喋ら
ないかんということになった以上ですね、もうこれは腹をくくってやろう
と。ですから、非常に短い喋り方でしてね。イントネーションと発音に気
をつけないで、非常に日本的な英語をロンドンで流行らそうと。
ですから、もう、そのうちみんなこの辺の人は「ハロー・ロンドン」って
言いだすんじゃないかという。えぇ。
やっぱりその新しい文化の交流があったんじゃないかと。
まぁ、でもやっぱりあれですね。一つ言えることは音楽は一つですよ。
カシオペアはロンドンでやりました。うまくいきましたよ。
やー、アンビリーバブルですけどね。言っちゃいましたね。

９月29日、木曜日のドミニオン･シアターでのカシオペア･コンサートが
終わって、次の土曜日、ラジオでキャピタル放送から人気D.J.グレッグ･
エドワーズがこんなアナウンスをしてました。

一昨日の木曜日ドミニオン･シアターに行ったかい？行かなかったろう。
凄いバンドがやったんだぜ。カシオペアって言うんだ。じゃあ、その
音楽を聞いてくれ。

今夜は９月29日、ロンドンのドミニオン･シアターで開かれた
カシオペアのロンドン公演の模様を聞いてまいりました。
お送りした曲は・・・でした。
なお、曲目が一部発表されたものと違いましたことをお詫び致します。

さて、来週・・・・。


本当に海外まで人気を延ばしたカシオペアの絶頂期だったと思います。