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# ライブ・コンサート/角松敏生
2009/10/18 18:27
[ライブ・コンサート]<角松敏生スタジオ・ライヴ>民放FM,1984年5月5日

今、大変注目を集めているミュージシャン。

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井上:こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか?井上堯之です。
   はははは。えー、もうすでにスタジオの中はえらく盛り上がってるんですが、今日はもう今大変注目を集めているミュージシャン、角松敏生さんに来てもらっています。どうも、初めまして。
 (イェーイ!)
   イェーイ!
 (ワーー)←大騒ぎ
   ははは。初めてだよね?
角松:初めてです。
井上:こうやって会うの。ね?
角松:はぁ、そうです。
井上:僕は本番前にね、
角松:えぇ。
井上:新宿駅の
角松:えぇ。
井上:周辺をちょっと散歩してきたんだけども、
角松:はい。
井上:こうたくさんの人通りとか、
角松:はい。
井上:車とか、そしてこうビルを下から見上げると空がバァーッと見えるじゃない?
角松:えぇ。えぇえぇ。
井上:広告とか。そこでさ、
角松:えぇ。
井上:こう、♪Do You Wanna Dance Tonight? てなのが聞こえてくるような気がするんだけど、
角松:はぁはぁ。
井上:そういう雰囲気ってやっぱりある?あるよね。
角松:あ゛ー。
井上:(笑)決めつけ
角松:良いんじゃないんですかね。
井上:えっ?
角松:良いんじゃないんですか。
井上:良いんじゃないんでしょうか。
   あの、マスクがすごく可愛いのね。
角松:えっ?
井上:可愛いのね。えーってメンバーから出てるけど?
角松:マスクしてませんよ、今日。(笑)
井上:えー、こういう訳でたじたじっていう感じなんだけど、あのー、なんだかずいぶん余裕があるねぇ、生放送だっていうのに。
角松:生なんですか?これ。
井上:生ですよ。
角松:(笑)
井上:(笑)どう生放送に初めての出演っていうの。
角松:いやあのー、結構~メンバーから笑い声~手に汗握ってますね、ずっと。
井上:なんだ、メンバーみんなひょうきんなんだなぁ。
角松:いえいえいえ(笑)。
井上:煙草をふるわしてみたりこう、ふるえてみたりこう。楽しそうだね。
角松:いやその、かん、観衆ってのがこういないからねぇ。
井上:うん。
角松:逆にこう、なんかね。
井上:そういうことってあるんだ。
角松:うん。でも生放送って逆に今度あの何て言うのか電波を、が自分たちのものになるような気持ちが
井上:なるほどね。
角松:何やっても良いんだってのがあるとね、逆に燃えますね、これね。
井上:9人のメンバーでガーっとやるんだけども、あのー、初登場でアルバムね、クラッシュ・ファイブ・クラッシュ、えー、アフター・ファイブ・クラッシュが初登場で業界紙22位なんて、
角松:あっ。
井上:凄いね。
角松:お陰さまで。どうもありがとうございます。
井上:5枚目のアルバムにして。
角松:はい。
井上:その前から兆候あった?やっぱり。
角松:えーっとーー、前のね、アルバムのね、最高位が21位だったから、
井上:はぁ。 あっ、じゃあね。
角松:うん。
井上:うん。じゃあそういう感じってやっぱりコンサートとかライブ活動なんかで、自分で肌身に感じていました?
角松:そうですね、まぁ、あの去年すごく一生懸命やったんで、
井上:うん。
角松:あのー、うーん。売れるなぁとは思いませんでした。(笑)
井上:あ、そう。
角松:まぁ、この、この先ですね、やっぱりね。
井上:ふーん。
角松:この先どうなるかが一番あれなんで、まぁ、僕の場合、あの、そのー、突発に、最初ぶわーってこう盛り上がってすぐ落ちた訳ですから、僕のレコード。
井上:ていうことはある程度固定ファンがちゃんといるということだね。
角松:そうですね。
井上:言い換えればね。
角松:昔から聞いていただいている方々が
井上:うん。そういう聞いていただいている方々なんて聞くと僕ほっとしますよ。(笑)なんか。年のせいかな?やっぱり。
角松:いやいやいや。
井上:いやいやいや。
角松:(笑)

井上:ところで今日はですね、あの、そのー、最近リリースされた「AFTER 5 CRASH」を引っ提げてってことで、まぁその中の曲を中心に聞かせてもらいたいんですけど、
角松:はい。

井上:みんな用意は良いですか?

   おー、ピース・マークが出てますが。
角松:実は全然良くないんだ、これ、みんな。
井上:(笑)それではさっそくリラックスした中にも緊張感を漂わせてですね、演奏の方をお願いしましょう。

IF YOU
OFF SHORE
角松:-略-えー、お陰さまで、私も、ね、こういうその生放送でライブをやれるくらいになりまして、えー、不遇だった昔と比べると、今も不遇なんですけども、大して変わんないんですけどもね、あのー、随分とね、えー、良くなったんじゃないかって気もしますが、これもひとえにあのー、ファンの方々のえー、ご支援の賜物と、ね、感じておりますので、一つ、ね、今日もごゆっくり短い間ですが(笑)、一つよろしくリラックスしていきたいと思いますので、ね、ちょっと、あのー、テープなんかに録らないように、こういうものはあんまり、(笑)~(笑)~ね。後でいろいろと、た、大変ですのであまり録らないように。そのように思ってますんで、よろしくお願いしたいと思います。それでは新しいアルバムの中からもう一曲聞いてください。ミッドナイト・ガール。

MIDNIGHT GIRL
井上:(拍手)素晴らしかったね。
角松:(メンバーに向かって)いい加減にしろって。
   いい加減にしろって。
井上:ノりますなぁ。あの、いや、音楽。
角松:(メンバーに対して小声で)何ノってんだか分かんない。
井上:今のミッドナイト・ガールなんかでもね、こう、あのー決してこう、センチに甘くないじゃない?
角松:あっ。
井上:とってもこう、あのー、歌を歌う快感っていうか、楽しみの中にあのーああいうリズム的なこうトライって相当あるみたいね。
角松:あっ、それはあるかもしれない。

井上:ねぇ。あのーメロディーをずーっとこうさまざまに聞きながらメロディーを覚えるっていうよりも、あのーリズム的なシンコペーションだとかっていうタイミングの方がむしろがんがんくるね。
角松:あっね鋭いとこ突いてる。
井上:いやいや、だけど。
角松:いやそうなんですよ。実はそれだけって話もあるから、なんですけども。
井上:(笑)あっそう。
角松:えぇ。
井上:あのー、やっぱりブラック・ミュージック、好き?
角松:そうですね。ソウル好きですね。
井上:そう、ソウルね。
角松:はい。はい。
井上:うん。
角松:どうしてもやっぱり。あのね、踊るのが好きなんですね。いわゆるソウル・フリークの中にはね、
井上:うん。
角松:要するにそのー、実際__的にその黒人の思想だとか、そのー、黒人好きな人ってのがいて、非常にそうマニアックに聞くタイプの人と
井上:はい
角松:踊ることから入る人がいるんです。僕の場合、後者の方で非常にあのーディスコ好きだったものですから、そのー、今みたいなああいうディスコじゃなくて、もっと凄くもう、ともかく踊りを楽しんでた時代っていうのが
井上:うーん、なるほど。
角松:あるでしょ?井上さん。
井上:うははは。(笑)はいはい。
角松:昔。
井上:何かで読んだけども、あのー、一つサウンドっていう以前にね、楽器が何にもないとしたらやっぱりリズムが、ね。
角松:僕の場合ね。
井上:僕の場合。あなたの場合。
角松:えぇ。
井上:やっぱりあのー、そのいわゆるえー最近の、えー、かりんかりんの音って言うのかな?というんじゃなくて、こう生々しい響いた音っていうか、そういうものをやっぱり非常に大事にしているみたいですね。
角松:そうですね。だからコンピューターを使った音とか
井上:あぁそう言えば良いんだね。
角松:あまり好きじゃないんです。あんまり、うん。
井上:はいはい。
角松:要するにね。だからもっとアナログな、ものが、好きですね。比較的ね。

井上:ダンス・ミュージックってやっぱり、良いよな。
角松:うん。僕は好きですね。音楽ってのはね、大きく分けるとどんな音楽でも宗教音楽かね、舞踊音楽、どっちかと思うんですね。
井上:ふうーん。
角松:要するに。
井上:要するにね。やっぱりこう、思わずこう体が動いちゃうね。僕なんかでも。
角松:あ、そうですか。
井上:うん。凄くあのー、お洒落だよね、音楽がほんで。
角松:あ、そうですか。
井上:うん。
角松:俺はあまりお洒落じゃないんで。
井上:(笑)
角松:(笑)
井上:なんか、そう言われちゃったらもう何にも喋れなくなっちゃう…
角松:あ、いやいや。
井上:あんまりいじめないで。
角松:いやいや。いやいや。

井上:ところでさ、こうリズムがバチンとこう来てね、ほんであのー非常に軽やかなメロディーっぽい、メロディーっていうか、
角松:あ、はいはい。
井上:そういうの、やっぱり凄く意図してるわけでしょ?
角松:そうですねぇ、あのー、意図的にじゃなくてもっと体の中からたぶん出てくるんですね。僕の場合、意識的に、こう作ったりとかしないものですから、ポロンと弾いて出てきたものがそうであって、現象的にそういう風に捉えられるんであれば、たぶんそうなんでしょうね。きっと。
井上:なるほどね。でもさ、あの軽重サウンドとかって言ったりしなかった?軽い重いって。
角松:ああ、ありますね。
井上:ね。そういう時期もあったでしょ?
角松:うん。軽い重いってのもありますけど、僕の場合どうなんでしょうね、軽重(かるおも)じゃないですかね。
井上:軽重。
角松:えぇ。
井上:うん、軽重。軽薄じゃないね?軽薄(けいはく)。うははははは。
角松:(笑)
 (笑)
角松:せこい(←こう聞こえた)ですね。
井上:えっ?
角松:せこいですね。
井上:せ。なんかとっても気楽にやるっていう感じが見受けられるんだけど。
角松:えぇ。
井上:どういうキャリアがあるんですか?これまで。
角松:えーとっ。あのー、
井上:アルバムはとにかく5枚作ってるでしょう?
角松:はいはい。
井上:だから、
角松:その前はもうディスコ行ってやっりとか、
井上:うん。
角松:あのハコバンやって・・・
井上:(笑)不遇な時代ね。(笑)
角松:そういう不遇な時代に弾き語りやったりとかね。
井上:うん。
角松:あのー、喫茶店のバイトやったりとかやってると歌、レコード出せるんです、皆さん。実は。(笑)
井上:なるほどね。
角松:えぇ。あのー、高校の終わりくらいからかな。ギター初めて(始めて)弾いて、そのー、ギターで弾いてそのお金をもらえたのはね。
井上:あ、そう。
角松:それからけっこういろいろやって、
井上:やって。
角松:歌手のバック・バンドとかやって。で、まぁそのー、僕もバックをずっとやってた人なんです。ギター、
井上:あ、ほんとに。
角松:それで、えー、自分のデモ・テープ作って、みたいな。
井上:うん。
角松:感じなんです。
井上:まだまぁ5,6年、って感じだよね。言わばね。
角松:そうですね。
井上:それでもすでに僕なんかこう聞いててベテランの感じがしてしまうね。
角松:いやぁ。
井上:それはどういうところにあるんだろうね。
角松:はったりじゃないですかね、たぶんね。たぶん、その最近の
井上:(笑)
角松:良い意味でのはったり、はったりなんですね、要するに、僕の場合ね。たぶん。
井上:でも、あのー、はったりだけでこれだけの音楽できないと思うよ。
角松:あっ、いいえ。
井上:まあね。あの、特にレコード作りとかそういうところにはさっきからわりと拘っているんだけども、
角松:はい
井上:あのーー、意図的なさ、ていうようなあんまり謀(はかりごと)って無いみたいね。
角松:あっ、あのー、どちらかっていうとね、そのー、う~ん、スタジオに入ってから考えたりとかね、あのー、ある程度の謀ってのはあるんですけども、そのー、実際そのー音を出した後でのそのー、ハプニングっていうんですか?そういうのが非常に大事にしたいと思ってるんで。
井上:うん。
角松:だからもっと原始的な、
井上:なるほどね。
角松:※聞き取れず

DO YOU WANNA DANCE
NEVER TOUCH AGAIN
AFTER 5CRASH
角松敏生
太田恒彦 g、林有三 key、友成好宏 key、江口信夫 ds、青木智仁 b
           園山光博 sax,fl、山際祥子 cho、もりさきべら cho

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