

2010/07/28 12:00
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この本が発行された頃に某所の日記で知って読みたいと思っていたんだけど、値段が値段、1700円はちょっと手が出なかった。 僕のブログを補ってくれているような本だと思うし、逆にこの本を読んで僕のブログで確かめられることもあるので、今ここで紹介しておいた方が良いんじゃないかと思って、順番を無視してアップすることにしました。 僕はAMの深夜放送はほとんど聞いていなかったし、FMを聞き始めてから聞く音楽が膨大に増えたので、FM世代と言えるんじゃないかな。 同じ曲を何度も繰り返し聞いていたのは'60~'70年代だと思うけど、いろんな音楽を一番よく聞いていたのは'80年代だったと思います。 この本の著者・恩藏茂氏はFM雑誌の一つ、FM STATIONの編集長だった人なので、FM雑誌の裏側も書かれていて、興味深い話ばかりです。ただ、当時を経験していない人が面白いと思うかどうか疑問なんですけど、まぁ、それはこの本を買って読む人には関係ないでしょう。
69ページに載っている各FM誌の特徴をさらに短くカットして書きます。 ●FMfan('66年6月創刊) クラシック、ジャズなどのイメージの強かった同誌だが、ロック・ポップスにも読ませる記事が多かった。また「長岡鉄男のダイナミック・テスト」は名物コーナー。 ●週刊FM('71年3月創刊) 週Fといえば、ニューミュージック。昭和54年12月には『ニューミュージック』というタイトルもそのままの別冊も発行していた。 ●FMレコパル('74年7月創刊) 初心者向けのオーディオ記事で人気を博したレコパル。 '75年夏に放送された「ヤング・ジョッキー」がFMを聞き始めたきっかけだと思いますが、その当時は3誌とも創刊されていて、最初はそれぞれに掲載されている記事で選んで買っていたような気がします。 そして、内容が僕に合っていると思ったのは週刊FMで、この雑誌を毎隔週(隔週発売だから)買うようになりました。FM STATIONが創刊された'81年7月頃は週刊FMの愛読者だったわけです。 FM STATIONは本屋で立ち読みだったと思います。創刊当時の内容がどうだったか覚えていないけど、「読者を超ビギナーに絞り、若年層も若年層、中学生くらいまでに年齢を下げることにした。」と書かれているように(P73)、そういう年代向けだったような気がします。いつ頃から始まったのか知らないけど、「ズバリひと言」のコーナーとか、当時の僕から言っても子供向けの雑誌だと思ってました。 でも、その子供向けの雑誌を僕も一時期毎隔週買っていた時期があるんです。いつ頃のことだったかよく覚えていないけど、'84年とか'85年あたりに録音したカセットのインデックスにはFM STATIONのものと思われる切り抜きが貼っているのもあるので、その頃には買ったことがあるのでしょう。 FM STATIONが良いと思ったのは番組表の紙質かな。それと、僕が覚えているのは、FM局が全国にどんどん増えていって多局化された時期に、FM STATIONには地方局独自のライブ放送番組の情報が載っていたことです。これはデータを残すのに都合が良かったんですね。いつかその地方に知り合いができて、録っていたら聞かせてもらおうなんて考えていたわけです。(笑)
P79 井上大輔さんの番組の話。 P112 FMの醍醐味だったライブ番組。 P115~ 公開録音 PR |


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