アドリブ誌は、「ニュー･ディスク」のコーナーと、先月号('86年５月号)からタイトルが「NEWS of THE WORLD」に変わったアーティスト情報などのコーナーを真ん中として、巻頭の記事と後半の記事とに分かれていました。

洋楽中心の雑誌だと思うので、巻頭はたいてい僕の興味のない洋楽の記事でした。この号はまずマドンナの記事が７ページ。そして、デビッド･ベノワの記事が５ページ。もちろん、どちらもカラー･ページです。

今なら、デビッド･ベノワには多少興味がありますが、このときはまったく興味を持てずでした。

新譜ガイドはいつものように、カラー･ページで僕が聞いていないアルバムを書いておきます。

●サマー／デビッド･ベノワ

●インサイド･アウト／フィリップ･ベイリー

●ホーム･アンド･アブロード／ザ･スタイル･カウンシル

●心象風景(ミラー･オブ･ザ･ハート)／ライル･メイズ

●グッド･タイム･フォー･ラブ／渡辺貞夫
　サポート･ミュージシャンが野力奏一、山木秀夫、渡辺建、土方隆行
　(敬称略)だったので、聞きたいとは思ったんですけどね。

●TRADE WIND／日野皓正

●眠れる美女／ルチア･ウォン

●サマー･エクスプロージョン／パキート

●植村直己物語(オリジナル･サウンドトラック盤)／ウィンダム･ヒル

●ラ ラ ラ ラ ラブ／サンディー＆ザ･サンセッツ

●JAZZ CLUB for BEGINNERS

●スウーン／プリファブ･スプラウト

●SEX,ENERGY & STAR／F.O.E.#1

●ザ･ローズ･ブラザース／ザ･ローズ･ブラザース

●アフター･ダーク／ディック･モリシー

●ビギン･スイート･ワールド／リチャード･ストルツマン

●ジャスト･ビトゥイーン･フレンズ
　～オリジナル･サウンドトラック(アール･クルー)

●ソングＸ／パット･メセニー＆オーネット･コールマン

●レッツ･ゴー･オール･ザ･ウェイ／スライ･フォックス

●ザ･ベイシックス／スクリッティ･ポリッティ

●ストレングス･イン･ナンバーズ／38スペシャル

●ヒップスウェイ

●メイキング･ウェイブス／ジャズ･スラッズ

●夢飛行／ラブ＆ロケッツ

●ビギナーズ～オリジナル･サウンドトラック

●太陽のしっぽ～Rabo del sol／dip in the pool

●ディビジョン･ワン／ファー･コーポレーション

●レコンサイルド／コール

●トラップト／カーネル･エイブラムス

●ライク･ア･ロック／ボブ･シーガー＆ザ･シルバー･ブレット･バンド

●ア･タッチ･オブ･ラブ／伊藤君子

●アウト･オブ･マインド･アウト･オブ･サイト／モデルズ

●バラッド／リッチー･バイラーク

●ワンダーランド／イレイジャー

●シルバー･サマー／ジャン＆ディーン･トゥデイ

●キャビン･フラウンダー／フェッチン･ボーンズ

●ウェイブス／カトリーナ･アンド･ザ･ウェイブス

モノクロ･ページで気になったのは。
●LOVE LIFE／CINDY
でも、この頃は洋楽だと思って興味を持たなかったと思います。


ニュー･ディスクの後のニュースのコーナーで「ナニワ･エキスプレス……解散。」と見出しがあります。

４月半ばに「SESSION'86」で聞いたばかりなので、このニュースには驚いたんじゃないかな？？？ もっと早く知っていたとしても、時期が違うというだけで、同じ驚きだったと思います。

さて、後半ではまず松原正樹さんの記事が４ページ、鳴瀬喜博さんの記事が２ページ。どちらもモノクロ･ページでしたが、間には洋楽記事もありました。

そして、カラー･ページになって、角松敏生さんの記事が３ページ、マルタさんの記事が２ページ。続けての映画「ビギナーズ」の記事は興味を持ちませんでした。

後はジョー･サンプルと佐藤博さんの対談、というより、佐藤さんによるジョー･サンプルへのインタビューですね。そして、渡辺貞夫ブラバス･クラブ'86の記事に少し興味を持って読みました。

ブラバス･クラブはたぶん渡辺貞夫マイ･ディア･ライフで放送されていると思いますが、出演者で聞きたいと思うような(編成も含めた)ミュージシャンがいなかったので、一度も聞いていません。