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# アドリブ誌 '87年11月号
2012/07/08 22:35
ADLiB 87.11.
ADLiB'87年11月号 1987年10月19日発売

ニュー・スタンダード?

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巻頭カラー・ページは11社共同キャンペーン「ニュー・スタンダード」で始まります。

「ニュー・スタンダード・ミュージック」とは?
記事によると。

これは音楽のジャンルのことではなく、新しい音楽の傾向であり、マーケットのことである。これは、次のような時代に共通する要素を持っている。
1.カルチャー、文化:知的
2.アーバン、セクシー:都会的
3.ナチュラル、リラックス:個
以上の3要素をベースに、自分のライフ・スタイルに必要性を感じている音楽がニュー・スタンダードです。いわゆるロックを卒業した大人の世代にピッタリくるものなのです。


そして、現在('87年)の音楽の傾向でとらえると、
1)ET(ヨーロピアン・テイスト)
2)UC(アーバン・コンテンポラリー)
3)AC(アダルト・コンテンポラリー)
4)NAM(ニュー・エイジ・ミュージック)
5)INST(インストゥルメンタル・ミュージック)
6)INTERNATIONAL(インターナショナル・ミュージック)

以上、6つの香りが、ニュー・スタンダードの音楽的傾向だそうです。

取り上げられているのはほぼ100%外国人アーティストでほとんど知らない人ばかり。というわけで、「ニュー・スタンダード」という言葉もあまり覚えていなかったような気がします。

カラー・ページはスティング、マイケル・ジャクソン、角松敏生と続きます。そして、「HOT EYES」のコーナー。邦楽記事は角松さんだけでした。

ニュー・ディスクのコーナー。僕の聞いていないアルバムを。


●ナッシング・ライク・ザ・サン/スティング
●TTD/テレンス・トレント・ダービー
●ソング・オブ・ライフ/サリナ・ジョーンズ
●10thアベニュー/パトリック・ウィリアムス・ニューヨーク・バンド
●限りなき夢/スコット・コッス
●ダニー・ウィルソンとの出会い/ダニー・ウィルソン
●ラバーズ・オンリー/シェリック
●TAJA/タジャ・シビル
●ストロベリー・ムーン/グローバー・ワシントン・Jr.
●クリスマス・エイド
●ベイビー・トゥナイト/マーロン・ジャクソン
●ヘルピング・ハンド/スティーブ・カーン
●アメリカン・ソウル・マン/ウィルソン・ピケット
●アウト・オブ・サイレンス/ヤニー
●ザ・ヒート・オブ・ヒート/ケビン・ユーバンクス
●E.S.P./ビー・ジーズ
●STORY/日向敏文
●ブロークン・ナイト,レッド・ライト/ジャズ・パッセンジャーズ
●ザ・ライト・ナイト&バリー・ホワイト/バリー・ホワイト
●CYBER/PINK
●タッチ・アンド・ゴー/フォースM.D.’S
●SXL LIVE IN JAPAN/SXL
●アフター・ダーク/レイ・パーカーJR.
●イッツ・ライイング・アゲイン/デニス・ラサール
●オール・システムズ・ゴー/ドナ・サマー
●ライノ・アンド・ザ・ヤオ・シティ・エクスペディション/ライノ
●アメリカン・イングリッシュ/WAX
●サムプレイス・エルス/ビル・ワトラス
●MASAHITO ARAI/新井正人
●ホールド・オン・トゥ・ラブ/サード・ワールド
●ライト・アンド・シェイド/フラ・リッポ・リッピ
●コーリングス/ポール・ウィンター
●シティ・ナイツ/ドゥーブル
●黄昏(たそがれ)のラスト・シーン/ヒュー・バーンズ
●ピクチャー・ジス/ビリー・コブハム・ウィズ・スペシャル・ゲスト
●サーカムスタンシャル・エビデンス/シャラマー
●ロココ・ジャズ2/オイゲン・キケロ

モノクロ・ページです。
 
●VISTA NOVA/SPIC & SPAN
●PERIGO A NOITE(危険な夜)/笠井紀美子
●SKIP/KILLING TIME
●モア・ザン・ユー・ノウ/国府弘子
●ナウ・ユー・ノウ/小曽根真
●STAR CHILD/渡辺直樹
●FLUORESCENT LAMP/二名敦子
●さつきプレイズ サティ・2/柴野さつき

モノクロ・ページの方が興味のあるアルバムが多く紹介されているような気がします。でも、買っていないし聞いてもいないんです。

ビデオ・ソフトで気になったものが1本載ってました。

 
●TOKYO/Koichi Inakoshi
音楽は安藤まさひろさん、和泉宏隆さん、仙波清彦さんによる未発表オリジナル作品とのこと。ビデオ・テープは¥9,800で、レーザー・ディスクは¥7,800と、価格的に購入は断念ということだったでしょうか。


「NEWS OF THE WORLD」のコーナー。ほとんど洋楽記事ばかりなんですが、伊勢丹の自主製作レコード<夢見ちゃいなタウン/EPO>が紹介されています。限定1万枚で¥700だそうです。

次にモノクロ・ページで、レコーディング・スタジオの内側の記事。そして、ブラインド・フォールド・テストはジェフ・ローバーが4曲聞いています。角松敏生さん、チキンシャック、本多俊之ラジオ・クラブ、トラブル・ファンクと3曲も邦楽が取り上げられています。
今度は興味のない記事が続きますが、プリンス・ファミリー、ニューヨーク・ディスコ事情、モータウンストーリーの連載4回目。

カラー・ページになってボビー・ウーマック、ハービー・ハンコック・カルテット。

2色刷りで「フォーク・ロック特集」。

モノクロ・ページで、全レコード・ガイドの10回目はグローバー・ワシントン Jr.、「トッド・ラングレンのミラクル・ワールド!!」、ロバート・クレイ。

つぎに、「言いたい放だいエッセイ」の4回目は湯川れい子さん。

BCM名盤カタログ 男性シンガー編。

「FACE TO FACE」はニール・ラーセン、マイケル・フランクス、日向敏文、タワサ、マーク・アイシャムの5人が取り上げられています。

川崎燎さんの記事に続いて楽器のコーナー。

オーディオ&ヴィジュアルのコーナーでカラー・ページになりますが、カセット・テープ全ガイドからはモノクロ・ページです。

最後は「レターズ」のコーナーですが、相変わらず、全体的に洋楽記事が多いですね。


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