
ADLiB'81年5月号 1981年4月14日発売
ラリー・カールトンが聞いた
日本のクロスオーバー。

アドリブ誌の「ブラインド・フォールド・テスト」は毎回楽しみでした。
今号ではラリー・カールトンが日本の主にギタリストのアルバムからの曲を聞いて率直な感想を話していました。
ちなみに、何を聞いたかというと。
◎マンハッタン・スカイライン/宮野弘紀
<マンハッタン・スカイライン>
◎FINGER DANCIN'/高中正義 <SPACE WAGON>
◎アトミック・ルースター/土方隆行 <アトミック・ルースター>
◎アーバン・セイリング/バスター
<サッチ・ア・フォクシー・ガール>
◎メイク・アップ・シティ/カシオペア <メイク・アップ・シティ>
◎ワン・モア/杉本喜代志 <アイランド・スカイライン>
コメントを読むのは面白かったけど、その曲をもう一度聞いてみることはしませんでしたね。面倒だという理由で。(苦笑)
レコードを使うのは傷むという理由でテープに録音して聞いていたので、テープで目的の曲を探すのはわりと面倒なんですよね。それとテープも傷まないようにするため、早送りや巻戻しと再生を繰り返さないように気をつけていました。
コメントの内容は書きませんが、最後の2曲を気にいったようです。
いつものように、アドリブ新譜レコード総ガイドより。
まず1枚目は
●愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ
洋楽をあまり聞かない僕でもその名前はよく知っているほど有名だと思いますが、
このアルバムはディスコでした?
ディスコはあまり積極的に聞きたい音楽ではなかったんですよね。
だから、このアルバムではおそらくタイトル曲くらいしか知らないんじゃないかな。
次のページにアルバム2枚が紹介されています。
●夢魔/デイビッド・サンボーン
名前は当時でもよく知っていたと思うけど、洋楽のサックス奏者ということで、
まったくチェックしていません。
●新アランフェス/ジム・ホール&デイビッド・マシューズ
ジム・ホールの「アランフェス協奏曲」を聞いた覚えはないけれど、それで有名だということはよく知ってました。このアルバムではデイビッド・マシューズと組んでの新録音ということで、興味はあったんですけど、結局は聞けなかったアルバムだったように思います。
●ザ・クラーク・デューク・プロジェクト/クラーク・デューク・プロジェクト
スタンリー・クラークはジェフ・ベックを通じて名前を認識したかな?
ジョージ・デュークはどうだったんだろう。このプロジェクトで?
このアルバムはFMで放送されたのをチェックしたので全9曲中2曲だけ録音できませんでした。内容はほとんど覚えていません。(^_^ゞ
●ダブル・レインボー/日野皓正
このアルバムはFMでだったかレンタルでだったか忘れたけど、全曲チェックしています。日野さんの音楽は、聞けばそれなりに楽しめる、という感じでした。やはり洋楽系という感じがします。
●ナード/バーナード・ライト
このアルバムはまったくチェックしていませんが、当時この人の名前を認識していたかどうかですね。
●死ぬ時は別/Wha-ha-ha
う~ん、レンタルで聞いたのかなぁ?
それはよく覚えていないけど、面白いサウンドでした。
レコードを買おうと思うほどはまりはしなかったけどね。
美潮さんのボーカルもこのグループのサウンドにマッチしてましたね。
●サンライト・ウィスパー/上田力とパワー・ステーション
まったく聞いていないんじゃないかと思います。
上田さんの名前は僕が買ったアルバムなどからよく知ってましたが、ご本人のアルバムについては興味が持てませんでした。パワー・ステーションという名前がビッグ・バンドをイメージして、あまり聞く気になれなかったのかもしれません。
●ロック・アウェイ/フィービ・スノウ
名前は知っていますが、聞いたことがないと思います。
洋楽のボーカルは特にね、聞く気になれません。
●ルート80/中村照夫
日本人なので興味を持ちそうですが、アメリカで活躍しているということと、ジャズ系のベース奏者なので興味を持ちませんでした。
ギタリストだったら増尾好秋さんのようにレコードを買っていたかもしれません。
後はモノクロ・ページです。
聞いてないけど、気になったアルバム。
●夢模様/ぐるーぷ・だだ
和楽器を使ったフュージョンには興味があるはずですが、なぜか買う気にならなかったアルバムです。
僕が好きな和田アキラさんや中村哲、渡辺建、村上秀一(敬称略)
が参加しているアルバムなんですけどね。
●CRUISING CRUZ/来栖あんな
Quyz(鳴瀬喜博、岡井大二、福田裕彦、ほか)が参加しているので、少しは興味がありましたが、レンタル店には置いてなかったんじゃないかな。
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