[ライブ・コンサート]<今田勝ナウインを迎えて>民放FM,1985年1月12日
2週続けてフュージョン。


○DAYTONA BEACHWAY
○MINT BREEZE
○ON THE WAVES
○SUNSHINE BLVD
○PRETTY SKIP
○MARINE DIVING
今田勝ナウイン:今田勝 p、今田あきら syn
野呂尚史 ds、塚田信市 b、古川望 g
藤陸雅裕 sax,perc、三島一洋 perc
2週続けてフュージョン・ミュージックの生演奏が聞けるのも嬉しいものです。この番組は歌もの中心ですからね。
この日はアルバム「ミント・ブリーズ」の8曲中6曲が演奏されていますが、ナウインのメンバーがアルバムとは少し違っています。リリースされてからわずか3ヶ月ほどなんですけど、そういうこともあるでしょう。
ナウインとはNOW(今だ)とWIN(勝)を組み合わせた造語だそうです。僕もどこかで聞いた(読んだ?)ことがあるような気がするけど、どこでだったんだろう。
この番組に今田さんが出演するのは僕が聞き始めてからは初めてだと思うんですけど、井上さんとは旧知の間柄のようです。今(放送時)から14,5年前に井上さんが譜面を書き始めた頃に今田さんによく助けてもらったそうです。その他、キャンプ廻りの話などで盛り上がっていました。
フュージョンの話が出てきたのでちょっと拾ってみます。
井上:フュージョンにトライするというか、まぁあのー、フュージョンというものにはいろんな考え方がまたあると思うんですけど、
今田:えぇ。
井上:今田さんなんかは?
今田:ま、僕、、まぁフュージョン・・、クロスオーバーとも言われたり
井上:言われましたね。
今田:ジャズ自体がね、
井上:えぇ。
今田:そういうクロスオーバーの音楽でありね、
井上:えぇ。
今田:そういうことで、そのものに対しては偏見は無いんですけれども、
井上:えぇ。
今田:まず何が、僕がこういうリズ、あのー、音楽に入ったかというとね、リズムなんですよね。
井上:あぁー。
今田:結局ね、メロデーってのはそんなにね、変わるもんではないんですね。
井上:はいはい。
今田:あのー、ジャズでもね。
井上:はい。
今田:何が変わるかっていうと、リズムが変わっているわけですよね。
井上:はー、そうですねぇ。
今田:えぇー、もう。それでね、僕はやっぱり現代に生きてるから現代のリズムもちょっと勉強しなくちゃいけないんじゃないかと。そういうことでちょっとねぇ、リズムを。えぇ。
井上:なるほどねぇ。音楽の間口もまた広いですよねぇ。
今田:そうですね。
井上:受け取り方が。さっきちょっと話聞いて僕が嬉しいなぁと思ったのは、もうどんな音楽でも結局一生懸命聞き込まないとその良さは分かんないと仰ったでしょう?さっきねぇ。
今田:そう。そういうことですよね。
井上:やっぱり、嬉しいですよね、そういうお話聞けるのは。
今田:やってみないと分かんない。
井上:分かんないですよね。
この後、息子さんのあきらさんを呼んで話していますが、勝さんはあきらさんが自分の曲をコピーして演奏するのを嫌がっていたようです。息子さんは音楽学校で勝さんの知り合いにピアノを習っていたというようなことを話していました。